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「陰虚(いんきょ)」について

おはようございます!

毎日暑いですね!
連日の暑さから逃れるため、
昨日は子ども連れて熱海の海へ行ってきました!
しかし6月の海はまだまだ冷たかったです。


こう暑い日が続くと心配なのが「熱中症」ですが、
これは中医学的には「熱邪」によって、
身体の「陰液=潤い」が消耗してしまい、
余計に体内の熱を冷ますことができず、
熱がこもってしまうという負のスパイラルに陥った状態と言えます。


そんな「陰液」の不足を補う目的でも
「阿膠(あきょう)」という生薬はとても活躍してくれます。

先日紹介した「猪苓湯」に含まれる「阿膠」ですが、例えば
「興奮すると眠れない。という高齢の女性の方」

問診すると、
小便が出にくく、膀胱炎にもなりかかっている。
口の乾きが強いなど、
他の症状からも判断して「猪苓湯」を使われたケース。
興奮が鎮まり、眠れるようになった。
という症例報告がありました。

そしてこの方のような「陰液不足」という症例は現代社会において非常によく見かけます。

それもそのはず、
現代社会には「陽」が溢れかえっています。

例えば、
「TVやPC、スマホなどの光る画面」
「蛍光灯やLED電球」
「夜遅くまで営業を続けるお店」
「味の濃い食事」
などなど

これとは対照的に「陰」と聞くとマイナスなイメージがしてしまいますが、
この世のもの(人体ももちろん)は全て陰陽が絶妙なバランスをとって成り立っています。
「陽」が溢れすぎた現代では、
「陰」が不足してしまうのも仕方がありませんが、
そのせいで不調を来していると氣がつかないことが問題です。

体が「陰分」を補うのは22時〜深夜2時とされており、
その時間帯に「寝ている」ことが非常に大切です。

日中は仕事でPCと睨めっこ、
休憩中は食事しながらTVを見て、
夜な夜なスマホ片手にYouTubeを見ながら寝落ち。

なんていう方はいませんか?
これだと常に目から光=陽を取り入れ続けてしまうため、
相対的に「陽」が過剰になってしまい、「陰」が不足。

これだと
身体は乾燥気味でアトピー性皮膚炎悪化←ステロイド軟膏+保湿剤増量
目は乾きドライアイ←1日に何度も目薬を使って表面的に潤いを保つ
夕方からなんだか身体が火照ってしまう←解熱剤など続けている方もたまに見かけます。

原因を考えたら、これらの対症療法がいかに無意味かが分かります。

生活を変えられないという方は、
症状&お薬と共に生きていくしかありません。

原因を考え、
生活を見つめ直し、
少しずつで良いので生活を変えていくことで、
長年困っていた症状が嘘のように消えていくこともあります。

身体の不調は何も自分を困らせるために不調になっているのではありません。

生活(特に食事など)が悪いために起こっている不調を薬で誤魔化し放置して、
より複雑な病態にまで発展して、
西洋医学ではどうにもならずに漢方相談へ。
という方も少なくありません。

まずはなぜ「不調」が起きているのか、
ご自分の生活を見直すきっかけと捉えて、
身体と向き合ってみてください♪


「子どもたちの未来を守りたい」
 ファーマシー未来堂
 国際中医師 島田幸一 でした。

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真弓先生を語り継ぐ梅津貴陽先生の「梅津塾」
7月3日に開催いたします!!

【真弓先生を語り継ぐ会 梅津先生の梅津塾】
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1stシーズン 第2回
「知られざる小児科医真弓定夫の素顔」
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2022年7月3日(日)
開場:13:00
開演:13:30(終了予定16時)
場所:ファーマシー未来堂2F
(神奈川県足柄上郡大井町金子1376−1)
金額:4000円
(未来堂メルマガ会員は3500円)
《お申し込み》
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/69742400211023

\伝説の小児科医真弓定夫/
真弓先生は小児科医として子育てに関して、そして食養生や生活習慣に詳しいと認識されることが多い。
しかし、そのお考えは、そのような上辺の「how  to」ではなく、もっと深い部分での人間として、この国、ひいてはこの星に住む動物としての本質を真摯に語り続けてきた。
ご自身の著書では語られてこなかった先生のご遺志を、私、梅津貴陽が徹底して余すところなく引き継ぎ、語り継ぐ会の第2回!

・前回の続き「知られざる小児科医真弓定夫の素顔」
・真弓先生が、晩年最もこの国に関して憂いた事
・真弓先生の教えを通じて、疾患と医療を考える

謎なこの閉塞した時代に、今こそ真弓先生のお考えを改めて学び直し、本来の人間としての生き方を実践していきたいと思います。

ご来場お待ちしております。

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