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「水」を流す漢方薬②

おはようございます!

昨日からかなり暑くなりましたね。
ここ1週間は気温が高止まりの予報。
梅雨が終わりの様相ですが、
湿度も相変わらず高いままですので引き続き注意が必要です。


先日紹介した、主に「膀胱炎」で使われる「猪苓湯(ちょれいとう)」と
「湿邪」対策で使われる「五苓散(ごれいさん)」の違いについての続きです。


両方とも「身体の余分な水を流す」漢方薬で、
梅雨シーズンに大活躍の漢方薬なのですが、

その違いについてよりもまずは、
共通点について、

「五苓散」と「猪苓湯」は
どちらも5種類の生薬からできています。
その内どちらとも4種類は「水を流す」生薬であり、

3種類は全く同じ生薬です。
ちなみに共通の生薬3つは
「猪苓(ちょれい)」→キノコ
「沢瀉(たくしゃ)」
「茯苓(ぶくりょう)」→キノコ
と2種類もキノコ由来の生薬が配合されています。
じめっとした湿気を好むキノコですが、
水の流れを促す生薬として漢方薬にも潜んでいます。

そして「猪苓湯」に含まれる残り2種類の生薬
「滑石(かっせき)」
「阿膠(あきょう)」
について。

「滑石」は鉱物由来の生薬で読んで字の如く「石」です。
「清熱作用」といって熱を取る作用が強いです。
石を触って冷たい感じる。
そういった感覚が大切です。
さらに、その重さによって下腹部より下に籠った熱を取ってくれる作用があります。
そのため「膀胱炎」のような、「湿」と「熱」が溜まっている方によく効きます。


長くなりましたので、
「阿膠」についてはまた後日♪

学校がないとなぜか早起きになる子どもと朝から海までお散歩して来ました!
南の空に黒雲発見!
暑いですが、急な雷雨に要注意の1日となりそうです。
熱中症にもご注意ください♪
楽しい週末を!


「子どもたちの未来を守りたい」
 ファーマシー未来堂
 国際中医師 島田幸一 でした。

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真弓先生を語り継ぐ梅津貴陽先生の「梅津塾」
7月3日に開催いたします!!

【真弓先生を語り継ぐ会 梅津先生の梅津塾】
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1stシーズン 第2回
「知られざる小児科医真弓定夫の素顔」
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2022年7月3日(日)
開場:13:00
開演:13:30(終了予定16時)
場所:ファーマシー未来堂2F
(神奈川県足柄上郡大井町金子1376−1)
金額:4000円
(未来堂メルマガ会員は3500円)
《お申し込み》
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/69742400211023

\伝説の小児科医真弓定夫/
真弓先生は小児科医として子育てに関して、そして食養生や生活習慣に詳しいと認識されることが多い。
しかし、そのお考えは、そのような上辺の「how  to」ではなく、もっと深い部分での人間として、この国、ひいてはこの星に住む動物としての本質を真摯に語り続けてきた。
ご自身の著書では語られてこなかった先生のご遺志を、私、梅津貴陽が徹底して余すところなく引き継ぎ、語り継ぐ会の第2回!

・前回の続き「知られざる小児科医真弓定夫の素顔」
・真弓先生が、晩年最もこの国に関して憂いた事
・真弓先生の教えを通じて、疾患と医療を考える

謎なこの閉塞した時代に、今こそ真弓先生のお考えを改めて学び直し、本来の人間としての生き方を実践していきたいと思います。

ご来場お待ちしております。

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