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梅雨の「湿邪」対策。この時期使える漢方薬③−2

おはようございます!

昨日は一日東京で研修会でした。
夜東京から小田原に帰り着き、外に出てびっくり。

「湿氣」がものすごい。

家まで少し歩いただけで身体の周りにまとわりつく「湿氣」。
やはり海際のまちでは常に「湿邪」を意識する必要があると再認識しました。

実家の群馬館林市も盆地で、夏場の湿気はものすごい。
皆様の地域や地形なども考慮して、「湿邪」対策を意識してみてください。

そして、夜蒸し暑くで窓開けて薄着で寝ていると、
朝方風が寒くて起きる。
この「風」「湿」「寒」の邪氣が揃う時期、
とても活躍する漢方薬について改めて・・・

第三位:独活寄生丸(どっかつきせいがん)

あまり聞きなれない漢方薬ですが、
どのような方に使われるのか?
「腰や膝が冷えて痛む」
「足がだるくて力が入らない」
「関節が曲げにくい」
「痺れやマヒ」
これらが雨の日に悪化する方、
もしくは反対に症状が先に出て、「明日は雨だ」と天気予報ができてしまう方。

この症状は西洋医学的にはとても治しにくい病態で、
どうしようもなく長年苦しんでいる方も多いです。

そして長期間放置してしまうと、
それを治療する期間も長くなってしまうので、
できれば早めの対策が必要です。

上記の症状が出ている方は既に、
「肝腎不足」
「氣血両虚」
といった状態に陥っている可能性が高いからです。

「夏場エアコンなどの風を嫌う」
「暑くても温かいものを好む」
「疲れやすい」
「知覚マヒ」
「顔色に艶がない」
「動悸・息切れ」
などを伴う方へ、

「独活」という生薬が下半身の「風」「寒」「湿」邪を取り除き、
「細辛」によって「風」「寒」を発散して痛みを止め、
「当帰」「芍薬」「地黄」で「血」を補い、
「人参」「茯苓」「甘草」で「氣」を補います。

このように、「邪氣」を取り除きながら「補う」を同時に行ってくれるこの漢方薬。

父の日のプレゼントに是非♪

そうとはいえ、日中は気温が上昇する予報です。
マスクを外し、熱中症に氣をつけましょう♪

「子どもたちの未来を守りたい」
 ファーマシー未来堂
 国際中医師 島田幸一 でした。

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