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正しい価格設定ができていますか?

4つのビジネスをもつママ起業家、一般社団法人光のみちの森﨑仁美です。

近頃はあたたかくなり、大分では梅の花の見頃を迎えています。
わたしの趣味である、洗車もしやすい気候となりました。
(洗車は洗車機がするので、拭き上げのみですね)
子どもたちと無心で拭き上げ、ホイールまでピカピカに磨き上げた後、様々な角度から「美しいな~」と眺めるのが楽しみです。
わたしはこれを「禅の時間」と呼んでいますが、無心で作業に取り組むと頭や心がリセットされて、なんだか癒される感じがするから好きです。


【本日のテーマ 正しい価格設定ができていますか?】

一人の消費者としては、まったく同じものが安く買えるならその方が良いです。
例えばトイレットペーパー、お米、調味料、飲み物などなど。
理由もなく、わざわざ高い店では買わないですよね。

ところが、「同じであるという誤解」が価格設定に影響を及ぼしています。

例えばアクセサリー。
雑貨屋さんでは300円くらいでも可愛いものが売っています。
自分がハンドメイドアクセサリーを作って売っているとして、基準を雑貨屋さん価格にしちゃっても良いのでしょうか?

ここからは、あなたもハンドメイドアクセサリーショップを開店したものとして、一緒に考えてみてくださいね。

300円で販売するアクセサリーには、材料費がかかっています。
仮に100円だとすると、利益は200円ですね。
この利益200円を得るために、他に何がかかるでしょうか?

イベント出展料・出品のブース代、ネットショップへの出品料もあるでしょう。
1つの商品につき50円かかったとすれば、残る利益は150円です。

忘れてはいけないのは「あなたの時間をどれだけ使ったか」です。
アクセサリーの制作、包装に30分かかったとするなら、1時間で2つ制作できますね。
ということは、時給に換算すると300円、ということになります。

え???

これって、おかしくないですか?

大分県の最低賃金は792円です。
これならアクセサリー作りに4時間使うよりも(利益1200円)
3時間パートに出て、1時間で趣味のアクセサリー作った方が1000円以上得ってことですよ(792円x3時間=2376円)。

わたしは、趣味を兼ねた自分だけの仕事で食べていけるのが最高だと常々思っていますし、起業すれば時間の自由、収入の自由、場所の自由を得ることはできます。
その良い面のみを見てしまって、最低賃金以下なのに「好きな仕事ができて幸せです」って状態になっちゃってはいませんか?ってことなんです。

多くの場合、価格設定が間違っています。
それは基準にした価格が間違っていることもあれば、自信のなさから売れそうな金額を設定しているからであったり、自分の使った時間を計算に入れていないことからも発生します。
上記のアクセサリー屋さんで、自分の時給を800円に設定するならば、
時給800円
材料費・出品料(100+50)x2個
=1100円
つまり、1つ550円で販売すればよい、ということになりますね。

自由を得ること以外の尺度として、収入の面からライフワークバランスを考えるならば、固定給を得られる仕事+趣味を兼ねた自分だけの仕事をする方が良いかもしれないし、精神的にもその方が良い場合もあるでしょう。わたしが相談を受けていての体感で、半分くらいはそのような方がいます。

光のみちの理念は、
『強みで楽しく仕事する人を一人でも多く輩出し、その後ろ姿で見る人に勇気を与え、誰もが違いを尊重できる社会を実現する』です。

強みで楽しく仕事をする・・・「好きなことを仕事にしたけれど食べてはいけない夢追い人」で終わることなく、「価値を提供して適正な料金をいただき十分に生活できる人」になりたい方を、光のみちでは支援していきます。

次回は、≪やりたいのに、なぜ行動できないのか≫について書きたいと思います。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました!

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一般社団法人光のみち
代表理事 森﨑仁美
hikarinomichioita@gmail.com
https://www.facebook.com/hikarinomichioita(お商売成長塾)

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