自然派ドクター 髙野弘之

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84.『命』の別名

「宙船」の章を終えて
同じく中島みゆきさんの曲である
「命の別名」の章に入ります。

https://youtu.be/j8vLxt1wux4
(中島美嘉-命の別名/歌縁 2016)

魂が揺さぶられる唄です。
コメントでは「鎮魂歌」と
表現している人も居ましたが
そういう歌詞でもあると感じます。

【生命の力】

昨日は埼玉県桶川市で
伝説の小児科医真弓定夫先生の
ドキュメンタリー映画
「蘇れ生命(いのち)の力」
の上映会が開催され
わたくしも上映後に
お話をさせていただきました。

https://youtu.be/JYIJpzrfV4s
(「蘇れ生命の力」予告編 ロングver)

3年前に公開された映画で
もう8回くらいは見ているのですが
何回見ても随所で感動しますし
シンプルながらも
本当に大切なエッセンスが
たーくさん詰まった内容です。

真弓先生のお話のキーワードは
「野生動物」と「昭和20年」。
つまり人間も動物であり
自然の中の一部なのだから
いろいろ加工したり
手を加えたりせず
自然の法則に従って生きていれば
健康でいられるのだ、と。

御自身も実際に
その原則に従った生き方をされ
一貫して伝え続けてこられたんだなぁ
ということがよく分かる映画ですが
誰もが真似したり
実践したりできるかというと
難しいことではあると思います。

動物を見習え!とか
昔の生活を参考にしろ!とか
言われても
ピンとこない人や
そんなの無理と思っちゃう人の方が
多いのではないでしょうか。

それでも
根本的な要素に気付き
命の本質というものを知り
心を大切にして生きていくって
どういうことかに気付くだけでも
その後の人生が
大きく変わってくるでしょう。

【失われた死生観】

映画の中で
こういう質問が
投げかけられる場面があります。
「先生は死ぬのは怖くないんですか?」

真弓先生は即答で
「死っていうものは無いんですよ」
と言われるのです。
「みんな繋がっているし
みんな一つなんだから」と。

学生時代に教師から
柔道で絞め落とされて
臨死体験をした経験があり
死後の世界というものは
美しく楽しい
ということが分かったので
そちらの世界に行くのも
楽しみなのだそうです。

【命に付く名前を“心”と呼ぶ】

人間だけが特別だとか
病気が悪いものとか
死は敗北とかいう
発想が無いので
普通の医者が言うこととは
ことごとく違うのですが
「命」というものが何なのか
を心の底から理解されている
先生が発する言葉の一つ一つに
重みがありますし
封切りから3年以上が経った今でも
全く色褪せない内容です。

是非ご覧になっては
いかがでしょうか!

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