自然派ドクター 髙野弘之

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寂しい『単独行動』

まばらに入った観客。全員がマスク着用。

最近ではプロレス会場に足を運ぶ機会も
めっきり少なくなってしまいましたが
近頃行われている試合の様子は
YouTubeで見てみると
すごく寂しいものですよ。

新日本プロレスのような団体であれば
普通の状況で開催することができたら
今だって大きな会場でも満員になるでしょう。
大勢の観客が密集して大声で応援したり
ブーイングを浴びせたりして
盛り上がることも重要な要素なのに
今はそれができない。

人気レスラーが悪役レスラーを倒して
リング上でマイクパフォーマンスをしても
観客の反応はパラパラって感じの拍手のみ。
声を出すことは禁止されているのでね。

お互いにやりにくいと思いますよ…

【まだ三密とか言うのか】

さて、そういうことで
いまだにソーシャルディスタンスを保てとか
三密を避けろとか言い続けている人のせいで
ライブもプロレスも気兼ねなく開催ができない。
毎年10月初旬に行われる「長崎くんち」も
今年は中止になってしまいました。
それを生きる糧や生きる証と
している人だっているのに。
どこの秋祭りも今年は見合わせているようで
例大祭が行われても
皆が楽しみにしている
露店や演芸ショーは無し。

人間の関係性と楽しみを奪う奴らに
対してはそろそろ怒りを爆発させても
いい頃だと思いますけど。

【人類とウイルスとの闘い?】

それでもまだウイルスが怖いからと
用心をし続けますか?
いつまでやれば安心できるでしょうね?

人類が誕生してから様々な疫病が流行し
ウイルスや菌による感染症により
命を落としてきた人が沢山いるのは
歴とした事実でしょう。

しかしウイルスだって
宿主たる人間や動物がいなければ
自分自身の拠り所が無くなるわけなので
宿主を死なせてしまうのは
得策ではないはずなのです。

ただ人間にも動物にも寿命がある。
生まれてきたら必ず土に還る時が
やってきます。

ウイルスや菌の力を借りて
土に還ってはいけないということも
ないでしょう。

(なんか語弊がありそうなので
是非これまでのメルマガ読んでください!)

【行動免疫学】

とはいえ、人間だって動物だって
生き延びようとする本能があります。

昨日のメルマガでは免疫システムを
めっちゃ大ざっぱに説明しましたが
あのシステムが発動する前の
バリア的なものを人間は備えています。

「行動免疫システム」です。

簡単に言うと
“病気を持っていそうな人に近寄らない”
とか
“病気になりやすい遺伝子を
持っていそうな人を好きにならない”
というような本能に基づく行動のことです。

差別につながりそうなシステムですが
人間が生き残る過程で獲得してきたのだから
しょうがない。

しかし
「健康そうに見えてもウイルスを
持っているかもしれないから近寄るな」
という現在の推奨は完全に異常なのです。

人間は一人では生きていけないので
行動免疫学うんぬんの前に
著しく健康を損ないかねません。

ウイルス怖さのあまり
単独行動ばかりするのではなく
多くの人と関わりながら
楽しく生きていった方がいいですよ。

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