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モノと人とのstory
こんにちは、+plus K井下佳子(いのしたけいこ)です。
「片づけ」を生業としている私でも、長年捨てられないモノがありました。
釣り道具です。
実はとっても釣り好きです。
特に海での船釣りが好きで、独身の頃に「大物ブリを釣り上げる!」という目標を持ち、
8万円かけてブリのジギングセットを購入したのでした。
ブリのポイントは積丹沖、10キロを超えなければ「ブリ」とは呼びません。
ブリ釣りに挑戦できたのは、たったの一度だけ、
釣れたのはイカとタラ、念願のブリは釣れるどころかかすりもしませんでした。
釣りから遠ざかった理由は「結婚」です。
ひとりでも男の人ばかりの船に乗り込んでしまう私は、主人にとっては心配の種。
そんな訳で、ブリの釣り道具は15年以上ガレージに置かれたままでした。
それは、「いつかまたブリを釣りたい!!」と思っていたから。
いつか子どもが大きくなったら。
いつか時間に余裕ができたら。
でも、いつかはやってこないと気づきました。
「いつか」を実現したいなら、漠然とした「何時か」を「○年○月〇日」に変えなければダメなんです。
それに、道具があるからいつかやる、っていうのは違うなと思ったんです。
だから、未来の自分に託すことにしたんです。
未来の自分がブリ釣りを本気でしたいなら挑戦できているはず!
道具だって揃えることが出来るはず!
そう思うと手放そうという気になって、すぐメルカリで高い値段で売ることができたのです。
ガレージで眠っていた釣り道具が他の誰かが使ってくれていると思うと、
「使ってもらえて良かったな。」と思うことが出来ました。
あなたは、いちど手放してでもやりたい事はありますか?
**+plus K 井下佳子**