mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
『成幸の法則2022』10.8
本人にとっては「ありのまま」でも、他の人から見れば、その人に都合よく見えているだけ。
<阿満利麿>
今日も私たちの「認知」に関するお話。
私たちは、自分の思った通りに物事を認知し、思考しています。
それは、必ずしも事実に基づくものとは限りません。
ですから、歪んで見ている場合も決して少なくないのです。
その思考の歪みのことを「認知の歪み」といいます。
代表的な「認知の歪み」は、「百かゼロか思考」です。
「百かゼロか思考」というのは、物事を見るときに、
「善か悪か」
「正しいか間違いか」
「白か黒か」
といった両極端な見方をしてしまうクセのことです。
別名「白黒思考」と言います。
ほとんどの問題において、事実は白と黒の間のどこかにあるものですが、「百かゼロか思考」の人は、「白でないならば黒だ」と考えます。
それは、「100パーセントでないならばゼロと一緒だ」という極端な捉え方。
例えば、
自分のやった仕事に対しても、
「パーフェクトでないならば失敗だ」
(=白でないならば黒だ)という見方をしてしまうので、自分のやった仕事に一部でも欠点やミスが見つかると、「失敗だ」とか「ダメだ」といったぐあいに、仕事全部を否定してしまいます。
甘いものを控えていたダイエット中の女性が、ケーキを一つ食べたことで
「今までの努力が台無しになった」
と考えて自己嫌悪に陥ってしまうのも、「百かゼロか思考」です。
世の中には、パーフェクトな善人もいなければ、100パーセント悪人だという人もいません。
そういう意味で、人は皆、グレーな存在なのです。
「百かゼロか思考」のクセを持っている人は、相手の中に少しでも悪い点をみつけると、その人のことを「悪い人だ」と捉えがちです。
このような思考のクセは、明らかに成幸の妨げです。
自分のクセをしっかり捉え、成幸に必要なものに変えていくことが、私たちがすべきチャレンジなのです。
ーーーーーーーーー
※シェア元は私のメンター
成幸コンシェルジュ
”見る人を幸せにする” 人見幸男先生です
ーーーーーー