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非認知能力の育て方〜その5〜

こんにちは!
熱海の土砂災害、そして西日本の大雨。
今年も雨による災害が心配ですね。
近隣にお住まいの方、被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

さて今回は、非認知能力の中でもMQ(Moral Quotient=道徳性知能)についてのお話です。
数年前、道徳性について文部科学省が通知表での評価対象とし、点数をつけるという方針を打ち出したことで物議を醸しだしたのは、記憶に新しいのではないでしょうか?

学習指導要領では、
「道徳性とは、人間としての本来的なあり方やよりよい生き方をめざしてなされる道徳恋いを可能にする人格的特性であり、人格の基盤をなすものである。それはまた、人間らしいよさであり、道徳的諸価値がひとりひとりの内面において統合されたものである。」
と説明しています。

道徳については「社会的規範」と「人間としての生き方・人格の育成」の両面が考えられますが、学校における道徳教育は学習指導要領によると、後者を中心に考えているようです。

 意外にも、MQ(道徳)というものは、社会の豊かさとある程度「反比例する」というデータがあります。
いじめ、学級崩壊、離婚率の増加、少子化、過疎化、高齢化など、日本が抱える様々な社会問題の根底にある日本のモラルの低下は、皮肉にも日本が豊かな国になり、暮らしやすくなったとも言い換えられるようです。

ソマリアなど、無政府状態で戦乱が続く国では、子供は12~13才になると、「働いて家族を支えなくては!」と言う使命感を持ち、遊びに興じることすら無くなるそうです。
「無くなる」というより、そんなことは出来ない状況にだという事です。

逆に、30才や40才になっても働きもせず、引きこもったまま生きて行ける、日本という環境は、それだけ“大人に成らなくても生きていける国”なのだろうと思います。
平和で、裕福で、生きるために必死にならなくても良い日本で、国民のMQが下がるのは、当然の結果なのかもしれません。

では、子どものMQを養うには、どのようにしたらいいのでしょうか?
それは、「躾」のマザーリング等でも耳にタコが出来るくらい言っていますが、親が手本を見せ続けなければいけません。
特に幼い子供は善悪についてよく知りません。
ですから、子供は親の真似をします。
それは、それが一番良い方法だと思っているからです。
MQは、集団や公共で必要とされる共通の能力ですから、恥をかかない為に身につけなければいけないことを実感として教えてあげましょう。

例えば、挨拶をきちんと実践したり、絵本を読み聞かせるのも効果があります。
また、募金活動に参加したり、動物保護や環境保護活動に親子で取り組むのも良いと思います。
ゴミの分別をきちんとするだけでも環境問題に取り組んでいることになります!
「周りの人が悪いことをしているから、僕も、私も、してもいいんだ」とは、思わせないように、自分の行動が正しいことを自覚させることも必要です。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
また次回もお楽しみに!

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