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非認知能力の育て方〜その1〜

非認知能力って皆さんご存じですか?!

これは【社会情動的スキル】なんて表されています。

IQなどで数値化される認知能力と違って、目に見えにくいのですが「学びに向かう力や姿勢」とも言い表せます。
目標や意欲、興味・関心をもち、粘り強く、仲間と協調して取り組む力や姿勢が中心です。  

近年、非認知能力は日本だけではなく、世界中で研究が進み、その重要性が認識されています。
とりわけ議論が盛んなのは欧米です。
というのも、従来、欧米の幼児教育は読み書きや思考力などの知的な教育が中心でした。
しかし、幼児期の知的教育の効果は一時的なものに過ぎず長続きしないことが明らかになり、認知能力の土台となる非認知能力がクローズアップされてきているからです。
加えて、非認知能力は幼児期から小学校低学年に育成するのが効果的という研究成果も注目されています。
 
一方、日本は欧米とは少々異なる文脈で非認知能力の必要性が論じられています。
知的教育に重点を置いてきた欧米とは違い、日本の幼児教育は「心情・意欲・態度」を大切にすることで、非認知能力を育成してきたと言えます。しかし振り返ってみると、いくつか課題が見えてきます。

日本では特に意欲や興味・関心を大切にしてきましたが、非認知能力の重要な要素である粘り強さや挑戦する気持ちなどの育成はそれほど重視されていませんでした。  
また、認知能力と非認知能力は絡み合うように伸びるという認識が弱かったのです。
どういうことかというと、意欲や関心をもって粘り強く取り組むと、自然に深く考えたり工夫したり創造したりして認知能力が高まります。
そのように認知能力が発揮された結果、達成感や充実感が得られ、「次もがんばろう」と非認知能力が強化されます。

こうしたサイクルを意識することで、認知能力と非認知能力は効果的に伸ばせるのです。  
こうした姿勢や力は、従来、気質や性格と考えられがちでした。
現在の議論では、これを「スキル」と捉えて教育の可能性を強調しています。
例えば、子どもの興味・関心は保育者の環境づくりにより意図的に高められ、粘り強さは励ますことで伸ばせます。

あえて「スキル」と呼ぶことで、具体的な支援を通して子どもができるようになることを示しているのです。
ヘックマンは著書の中で、就学前の非認知能力の育成が極めて大事であると述べています。
ぜひ、ご家庭でも非認知能力を鍛えてあげてください♪

非認知能力提唱者の一人でもあるヘックマンは、多様な環境の中での『遊び』が大切だと述べています。
主体的な遊びを通じて、何かに興味を持ったり没頭したり、人とかかわったりするのはとても重要なことです。
そして、その中で「頑張れる水準を引き上げ」ます。
非認知スキルはいかに「意識して取り組むか」が大事で、IQと違い大人になってからでも引き上げることが出来ます。
ぜひ、親子で毎日少しずつ頑張れる水準を引き上げてみてください。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました♪
また次回もお楽しみに!

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