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子どもも大人もマッサージで身体を緩めよう~その3~

妊活のセッションで、ものすごく身体がカチコチに固まっている方をお見掛けしますが、最近は子ども達もものすごく身体がカチコチです。
ストレッチをしようにも、硬くて痛くて子ども達はすぐに投げ出してしまいます。

身体に触れば、緩むのはあっという間。
しかも心も癒されるという特典付きですから、ぜひお子さんの身体や自分自身の身体を触って、癒していきましょうね♪

さて、今日は【胸部・腹部】を触りましょう!
胸の中央部、胸骨の裏側に胸腺があります。
胸腺は、「免疫システム」の役割を果たすリンパ球の一種、「T細胞」を全身に送る働きをしている臓器で、白血球の工場とも言われていることから、免疫力との関係がクローズアップされています。

赤ちゃんの時期には約15gあり、4~5歳で30g、 「小児期」に最も大きくなり、「思春期」ごろから徐々に小さくなって、「高齢」になると痕跡しか残っていない臓器のため、若い頃には細菌Aやウイルスへの抵抗力が高く、年をとると抵抗力が落ちるのです。
また、あるデータでは手術などによる肉体的なストレスや精神的なストレスがかかると胸腺は委縮し、ストレス状態が長引くほど胸腺が小さくなるスピードが加速。
免疫力もその分弱まることが分かっています。
胸部のマッサージで胸腺などを刺激することによって、自律神経を刺激し、免疫力が高まります!
また、呼吸に大きく関わるろっ骨周りの筋肉を適度に刺激し、深い呼吸を促すことで、質のより睡眠に導入できるほか、情緒の安定も期待できます。
更に、脇の下には、リンパ節群と呼ばれるほどリンパ節が集中しているため、リンパ液の流れを良くし、体の中の老廃物を体外に出しやすくしてくれます。

つまり!
胸部や脇の下をマッサージすることは、子供の免疫力、抵抗力に良いのです。

体質的にガスの溜まりやすいお子さんは、胃腸の弱い傾向があります。
母乳や食べ物と一緒に飲み込んだ空気のうち、酸素や二酸化炭素は血液に吸収されますが、窒素は腸まで送られ、食べ物を分解して発生したガスと交り合うのです。
特におならが臭い赤ちゃんは、胃腸の働きが弱く、食べ物を分解した際、悪臭ガスが多いと言われています。
また、臍ヘルニア(でべそ)のお子さんも、お腹が硬く、便秘気味の傾向があり、腹圧を常にかけてしまうことで、痛みを伴う不快な症状を引き起こし、うなったり、なかなか泣き止みません。(臍ヘルニア自体は1歳前後で自然治癒する場合がほとんどです)
腹部(おへその少し下)にはリンパの集合(節)があるので、親の温かい手であたためるように行うことで、リンパの流れを良くし、腸の蠕動運動も促していくことで、ガスや便の排泄機能も整え、マシュマロのような弾力のある腹部になります。

図解内科の推拿療法という本の中では
「五臓六腑や十二の正経の気血に影響を与えることにより、経脈の循行を整え、気血の巡りを良くし、臓腑の効能を高め、陰陽のバランスを取るようにする。これにより、臓腑の経脈やそれと繋がる臓器の疾病を治療することになる。」
とまで記載してあり、胸部・腹部のマッサージが全身性疾患の治療に有効であると書いてあります。

まさに「肝心(腎)要」。
子供が小さいうちから胸・お腹の不快は取り除いてあげるよう、心したいものです。


「マッサージオイルを使って本格的に・・」と思わないでください。
お風呂に入った時、遊びを終えて座っている時など、ちょっとした時間に撫でてあげることからスタートするだけで充分ですよ(*^▽^*)/♡


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