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一年サイクルでみるカラダ作り〜後編〜

前回に引き続き、
「一年サイクルでみるカラダ作り」
です。

東洋医学には、「春は肝臓」「夏は心臓」「秋は肺」「冬は腎臓」という臓器に対応する季節配当があります。
それに加えて、「春と夏の間に春土用」「夏と秋の間に夏土用」「秋と冬の間に秋土用」「冬と春の間に冬土用」という各季節を代表する臓器の間を取り持つ脾臓の期間があります。
脾臓は、免疫のリンパ球を生み出す臓器で、東洋思想的には、土用の期間は、「免疫調整する期間」でしたね!

さて、今回は秋と冬についてメルマガをお送りします。

冬は、動物なら冬眠したり、最小限の食べ物でエネルギー効率を上げたり、カラダは節約モードになります。
秋口に食べすぎた胃腸をリニューアルするために胃腸炎を起こしたり、脳を使いすぎて疲労物質のたまっている人は鼻水、鼻炎で排出したり、場合によってはインフルエンザで高熱を出し、身体の浄化を行う人もいるでしょう。

風邪をひいてしまったなら「ひききる」ことが理想です。
薬で症状を抑え込むよりも、全てを出しきった方が、より強いカラダ作りへの近道です。


「秋」は肺の季節。
乾燥による人体に対する悪影響を意味します。
ダメージを最も受けやすいのが「肺」を中心とする呼吸器系です。
東洋医学で言う「肺」は西洋医学の肺臓だけを示すのではなく、気道で肺とつながっている鼻やのど、気管支、皮膚呼吸をしている皮膚なども含めた広い意味での呼吸器系を示します。

自然の営みは不思議なもので、その季節の旬の食べ物が、症状を緩和したり予防するパワーがあります。
梨やブドウなどの果物は、不足しがちなビタミン類が豊富に含まれているだけでなく、肺を潤してくれる食べ物です。
特に梨の皮には、のどや肺を潤して咳を止める生薬として用いられます。
他に水分不足を補う食べ物に、百合根、ギンナン、サトイモや長イモ、松の実、クルミ、豚肉、白キクラゲ、イカ、ハマグリなどがあります。

夏にエネルギーを補えなかった分、食欲が旺盛になる季節です。
この時期から冬にかけては、食べ過ぎていてもあまり気にする必要はありません。


「冬」は腎臓でした。
春になると体調が悪くなる人がいます。
身体のだるさや眠気、あちこちの身体の痛みも春は多くなります。
東洋医学では、冬での腎と肝の不養生が原因と考えます。
つまり、冬の間に腎に良い物をしっかり食べて、身体を温めて過ごすことで、春の不調を予防することができるのです。
春の不調を防ぐためにも、冬は腎の養生を心掛けましょう。

腎臓に良い食べ物は、黒いもの。
ゴマ、黒豆、昆布、海苔、わかめ、ひじき、牡蠣、シジミ、椎茸などがあげられています。
お節料理に欠かせない黒豆や昆布、椎茸などは、冬の腎をいたわってくれる最高の食べ物です。
また、冬野菜を煮込んで鍋にしたり、豚汁にするのも腎臓をいたわる食事です。

きちんと旬のものを取り入れる食事を心がけることが、季節の臓器をいたわることに繋がります。

旬のものを食べるのは、カラダにとってもいいことです╰(*´︶`*)╯♡
子どもの目の前の「小食」「過食」にはあまり心配せず、一年を通して、どの位食べているのかを気にしてみましょうね♪



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