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感覚統合【運動企画】のお話

運動企画って聞いたことはありますか?

私たちは感覚統合のおかげで脳に入ってきた感覚に適切に反応できるばかりでなく、
状況にどう対応するかを考えることもできます。

運動企画は感覚統合の成熟の度合いによって左右されます。
運動企画というのは、
「まず何をしようかと考え

そのために動作を計画し

そしてその動作を行う」

という、一連の流れです。
今までのいろいろな経験とその時の感覚体験をもとにして新しい運動を計画します。
どのように体が動き、そしてある状況で行動するためにそれをどう使うかを考えてみる時、
昨日までにご説明した触覚・固有受容覚・前庭感覚の3つがとても重要となります。
(もちろん、視る力の視覚や匂いの嗅覚といった五感も大事ですね♪)
「運動企画」という、新しい動作を作り出す機能によって全く新しい課題を扱えるようになるのです。

例えば、幼稚園児が新しい子供用乗り物に出会ったとします。
誰かに教えてもらったり、助けてもらわなくても乗り降りのやり方を自分で考えることができるでしょう。
つまり運動企画とはあまり意識されることのない感覚情報の処理を土台として行われる「意識的に問題解決を行う力」なのです。


運動企画能力は、成長するうちに自然に身についていきます。
しかし、感覚統合が十分に成熟していない子供もいますよね?
感覚統合の発達がうまくいかないと、新しい動作を作り出す機能「運動企画」が働かず、
学習・成長・発達などにいろいろと問題がでてきます。

1. 落ち着きがなく動きが激しい
2. 不器用である
3. ことばの発達の遅れ
4. 触られるのをいやがる
5. 恐れや不安
6. 感覚に対する反応の弱さ
7. 学習障害

これらの症状を未然に防ぐには、
「子ども自身が積極的に参加できる遊びや運動をなるべくたくさん行うこと」
これにつきます!!
そうすることで、子どもは感覚からの情報を前よりうまく、あまり迷わず処理できるようになってきます。
成長や学習や行動のまとまりに結びつくような脳の変化・発達は、積極的な関わりから生じます。
自分に不足している感覚体験を欲しがりますから、過剰な刺激を欲しがる子供もいます。
そうした子どもの感覚的要求を、「気を引こう」「見せびらかしている」「困らせようとしている」というように、
マイナス理解しないでくださいね。

感覚統合のお話はいったんおしまいです。
次回のメルマガもぜひお楽しみに╰(*´︶`*)╯♡

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