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感覚統合【前庭感覚】のお話〜前編〜

前庭の感覚のことを知ると、「やる気がない」「だらけてる」んじゃない
ということがハッキリ分かります。
前庭感覚を詳しく説明していきますね♪

動きの感覚を司る前庭感覚は、頭の位置やその動きを感じ取り、
その変化に対応できるように、自動的に体や目の動きを生じさせてくれます。
筋肉の緊張の強弱を維持したり、体の両側のバランスをとったり、
頭を重力に対してまっすぐに保つというような働きもあります。

ですので、筋力がいくらあっても、前庭の感覚が統合されていないと
さまざまなつまづきが現れてきます。

○前庭のつまずき
この感覚がうまく働かないと黒板の内容をノートに書き写す時に
黒板を見た後「ノートの必要な個所に視線を戻すこと」が難しくなります。
また、山道を落ちないように歩くことやサッカーボールを蹴るために片足を上げることも困難となってしまいます。
しがみつく(ロープや棒登り)ことが苦手というケースもあり、姿勢保持が出来ず、
すぐに寝転がったり、机に突っ伏したりしてしまいますが、
すべては前庭がうまく働かないことから筋緊張の低下を起こしていると考えられていますので、
「だらけている」「やる気がない」と誤解せず、接してあげることが必要です。

子供の中には、感覚の不足分を補うがごとく、過剰に刺激を求める働きをすることがあります。
落ち着きがなく動き回ったり、飛び跳ねたり、くるくる回ったり、高い所に上ったりといった行動が
「パターン的」に見られることがあります。

前庭でのつまずきは平衡感覚のつまずきとも言えます。
平衡感覚系の低反応やそれに伴う自己刺激行動、前庭感覚の防衛反応として重力不安や姿勢不安があげられます。
また、眼球運動に関わるつまずきとも関連が深いので、下記の症状が気になった時には、
明日ご紹介するアプローチを行ってみてください。

○おんぶや抱っこがしづらく、しがみついて来ない
○後追いしない
○転びやすい
○シール張りが苦手
○食事中に立ち歩く
○トイレ(便器)がうまく使えない
○ブランコや滑り台を怖がってやろうとしない
○ボール遊びが苦手
○縄跳びが苦手。大縄跳びで入るタイミングがつかめない
○のぼり棒が苦手
○乗り物に酔いやすい
○絵をかくのが苦手
○間違い探しや、かるたが苦手
○本を読むとき、同じ行ばかり読んだり、何行も飛ばして読む
○つま先立ちばかりする
○くるくる回る
○多動
○腹ばいでミニカーを目の前で走らせる
○すぐに寝転んだり、机に突っ伏す
○吊り橋、トランポリンなど、不安定な場所で動けない

あれ?いろいろ当てはまる…と感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
3歳くらいまでならみんな苦手なことです。
ご心配なさらず♡
前庭の感覚を絶賛統合中ですので、毎日の関わり合い方を工夫してみましょうね!

明日はアプローチ方法をご紹介します。
お楽しみに╰(*´︶`*)╯♡

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