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運動前や痛みがある箇所のストレッチはだめ!

みなさん小さいころから「運動前はストレッチちゃんとしなさい。」と教わったと思います。しかしストレッチでは怪我の予防やパフォーマンスの向上にはなりません。むしろパフォーマンスを低下させます。

特に床に座っての前屈やヨガのポーズのような静的ストレッチング(スタティック・ストレッチ)はパフォーマンスにマイナスの効果をもたらすはっきりとした結果がでており、トレーニング前や痛みがある患者さんには運動前の静的ストレッチをやめてもらっています。

また痛みがある箇所をストレッチするのはもっと厳禁です。よく首や腰に痛みがあると痛みがあるのにストレッチしている患者がほとんどです。よく骨がずれてるからとか筋を痛めたから伸ばすと言われますが、筋肉や骨を痛めたのではなく、筋肉が腱に移行する部分か、腱と骨の接合部を痛めています。ですのでストレッチをすればするほど症状が悪化します。

この場合、まずは痛みがある程度引くまで安静にしてもらい、カイロプラクティックで骨の歪みを整えたり、筋肉を強化するトレーニングに切り替えてもらいます。

もちろんすべてのストレッチが悪い訳ではなく、症状によっては必要なストレッチを教えます。ほとんどの場合、動的ストレッチをやってもらいます。例えば「ラジオ体操」もそうです。体を左右に回したり、腕を振ったり軽くジャンプしたり。このラジオ体操も動的ストレッチの1種になります。運動不足の人にはまずラジオ体操を真剣にやることからすすめています。

当店のトレーニングを受けたことがある人はわかると思いますが、ウオーミングアップで動的ストレッチをやってもらうと、痛みが軽減したり柔軟性が高まってることを感じたはずです。

また、サッカーのブラジル代表が練習前にやっている「ブラジル体操」。これもポルトガル語で「アロンガメント・ジナミコ」という動的ストレッチです。
最近の日本では広島東洋カープからアメリカのメジャーリーグのロサンジェルス・ドジャースに移籍した前田健太投手が、ピッチング前に肩甲骨など肩の関節をぐるぐる回しているオリジナルの「マエケン体操」も動的ストレッチの1種です。

今までやっていた静的ストレッチをやめ、動的ストレッチにかえてもらい、ぜひ今まで常識と思っていたことが非常識だったと感じてくださいね。

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