クラシカルホメオパシー ホメオパス山田千鶴子|全国の女性たちの心身のお悩みを解決

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私をパニックから開放してくれたクラシカルホメオパシー

私は10年間、パニック発作に苦しみました。
そんな私の生活を変えてくれたのが、クラシカルホメオパシーです。
2008年にクラシカルホメオパシーに出会って以来、一度も再発していません。

私がホメオパスになったきっかけであり、今苦しんでいる方のご参考になるかもしれないので、個人的な話ですが、いきさつをシェアします。


1996年、私は夫の転勤でシンガポールに引っ越しました。
そこでのハードすぎる仕事がきっかけで、パニックが始まりました。

私はもともと英語の会議通訳をしていたので、シンガポールでも仕事を続けました。

シンガポールは、会議通訳者が片手の指くらいの人数しかいない極端な人材不足。。
そんなわけで、若輩者の私まで、連日超ハードな会議にかり出されることになりました。

そしてがんばっているうちに、私はパニック障害になりました。

私のパニックには「待っているのが怖い」という特徴がありました。
会議が始まるのを待っている間に、恐怖が高まっていくのです。
ジェットコースターを登っていく感じ……

一度会議が始まってしまえば内容に集中するので大丈夫なのですが、始まるまでが恐怖。


会議の開始時間が近づくにつれて、まず手足が氷のように冷たくなります。
交感神経のスイッチがビンビンに入り、手の毛細血管が締まって、手が白く冷たくなるのです。

この段階でパニックのジェットコースターを止められないと、動悸、冷や汗。胸がしめつけられるようで空気が入ってこない。
そして激しい下痢が始まります。

1時間も前からスタンバイしている通訳が会議の開始直前どこかに消えてしまうのは許されないことなので、毎回すごい葛藤です。

アロマなどは何の役にも立たず、私はいつも呼吸法で戦っていました。
大きな会議場の最前列で、ひっそり冷や汗を流しながら、真剣勝負の呼吸法。


宇宙から百会(頭頂のツボ)に入れた気を全身にまわしていると、ある時点でボッと火がつく感じがして、手足に一気に血が流れ込みます。

交感神経が副交感神経にバシッと入れ替わった瞬間がわかります。


手のひらに赤い血管の網目が浮かんでサラミソーセージのようになり、一気に手が温かくなります。

こうなったらもうOK!
演壇に向かって、何事もなかったかのように歩いていけるのです。

でも、毎回ギリギリの土壇場でこれをやるのは、とても疲れることでした。


帰国後も、パニック障害は続きました。
電車に乗るのも苦手になりました。

一瞬不安がよぎるとパニックがスタートし、パニックになるとコントロールが効かなくなるので、すぐ電車を降りなければなりません。
だから各駅に止まる普通にしか乗れませんでした。

途中、何度も電車を降りるので、到着までにものすごい時間がかかります。
仕事で遅刻はできないので、いつも2-3倍の所要時間を見込んで家を出ていました。

それでも電車ならまだ降りられますが、渋滞した道路はどうしようもないので、駅から車を使わないと行けない仕事は、全部お断りしていました。

仕事場にたどりつくだけで、疲れ果てている日々でした。


10年間パニックは治らなかったのですが、当時私がどうやってしのいでいたか、ご参考までにご紹介しますね。
私の場合、対処法として一番役に立ったのは、さきほど書いた呼吸法です。

30歳から「西野流呼吸法」というものを習っていたので、土壇場でいつもその呼吸をしてギリギリセーフしていました。
呼吸をしながら全身に気をまわす、というものです。

これは習わないとできないと思いますが、普通の深呼吸でも普段から練習しておくと役に立つかもしれません。
吐く息を十分に吐く、というのがポイントです。

自律神経のなかで唯一自由意志で多少のコントロールができるのが呼吸です。
自分にあう呼吸法を見つけるといいかもしれません。


それからもうひとつ、笑うことも非常に効果的でした。

私はパニックの予兆を感じると、そばにいる仕事仲間やエージェントに「なんか冗談言って笑わせて」とよく頼んでいました。
リラックスするせいなのか呼吸が変わるせいなのか、理由はよくわかりません。

でも、笑うという行為は強制的に体の中の何かを変える感じがするので、悩んでいる方はぜひお試しください。


ただ、そうやってしのいでいるうちに、パニックが起きる対象がどんどん拡大していきました。


最初のうち仕事の前だけに起きていたパニックが、色々な場面で順番待ちをしているときにも起きるようになりました。
お役所、銀行、買物など、列をつくって待つところがだめでした。

日常生活が極端に不自由になってきたので、私は、初めて心療内科に行くことにしました。


心療内科の先生は、とても素敵な先生でした。
話にじっくり耳を傾けてくださり、薬もとてもよく効きました。

SSRI「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」という、パニック障害によく使われている薬です。
これをのむと、不安が嘘のように消えました。


「まあ何とかなるんじゃな~い♪」という感じで、仕事の準備もまったくしなくなりました。
本来、会議通訳の仕事の半分以上は事前の準備といってもいいくらいなので、これは実はとんでもない事態です。


パニックは起こらなくなりましたが、自分が自分でなくなった気がしました。

こんな小さなケミカル1粒で、人間の心はこれほど変わってしまうのか、と情けない気もしました。

SSRIをのんだ日はお酒も飲めないし、とにかく、こういうものをずっとのみ続けていてはいけない!と直感的に強く感じました。



それで、半年後、日常生活はまあまあ普通におくれるようになったところで心療内科に行くのはやめ、SSRIもやめました。

そして、私はホメオパシーと出会いました。

当時、診療内科に行くのはやめ、SSRIをのむのはやめていましたが、まだソラナックスというベンゾジアゼピン系抗不安薬は携帯していました。

SSRIなような強い薬ではありませんが、不安になったときのお守りです。
仕事のときはやっぱりいつもギリギリで勝負していました。


ホメオパシーのセッションでは、自分の問題を話し、色々なことを聞かれます。

非常にクリアなケースということで、あるレメディ(薬ではないので、レメディとよびます)を1回だけのむことになりました。


レメディをのんで2-3日は、やたらと眠くて寝てばかりいました。

そして、そのあと、皮膚の外側にもう一枚保護膜ができたような気がしました。


露出していた神経細胞の先端に、ベールがかかったというか……
繭につつまれているようで、あまり外の影響を受けない。

どーんと落ち着いてふてぶてしくなった感じで、とても楽になりました。


そして一か月後、出張に行きました。
お客様と何度もタクシーに乗る場面があったのですが、平気でした。

一人で車に乗るだけで大変なのに、お客様と一緒に乗るなんて、考えられません!!

そもそも、そんな可能性のある出張を引き受けること自体、それまでだったらありえないことです。


この10年はいったい何だったのだろう……
なんだかわからないけど、ホメオパシーってすごい!と思いました。

そしてそのとき以来、パニック発作を起こしたことは一度もありません。


ただ、パニックになりやすい体質自体が変わったわけではありません。
たぶん今でも人より神経系が興奮しやすいし、不安になりやすい傾向はあると思います。


たしかに、パニック障害になった直接の引き金は仕事のストレスだった。


けれども、そもそもなぜストレスを受けたときアレルギーや胃潰瘍ではなくてパニックになったのか?


そう考えると、それは私にもともと神経系が弱い(過敏)という体質があったからです。


もし胃腸が弱い体質だったら、同じストレスを受けた時たぶん胃潰瘍になっていたでしょう。

つまり、そういう体質がもともとあったわけです。

物理的に、小さな刺激に対して過敏に反応する神経細胞を持っているから内気だし不安にもなりやすい。
でもそれはしかたのないことです。それが個性なので。
(神経が反応しやすいということには利点だってあるはずですしね^^)


その個性は変わらなくても、弱さを少し減らす。
もっと言えばその良さを活かせるようにする。

そして自分でコントロールできる状態を保つことができれば、それでいいわけです。

それが、「神経系が過敏な私の、健康な状態」ということです。


私は、ホメオパシーによって自分を知りました。

自分のトリセツを持っているので、なにかあってもすぐ健康な恒常状態に戻ることができます。

ホメオパシーは、私をパニックから開放し、ほんとうの自分を知るきっかけをくれました♪


長い個人的な話におつきあいいただきありがとうございました^^


クラシカルホメオパシーって何それ?という方は、こちらをごらんください↓
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