OHANA トータルケアサービス

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

脂・油ことを知っておこう

脂と油どちらも『あぶら』と読みます。

それぞれがさす『あぶら』の意味をご存じですか?

今日はそんな『あぶら』のお話。

【油】とは、常温で液体のあぶら

【脂とは】常温で固体のあぶら、動物のなかにあるしぼうです。

を指します。あぶらは植物・動物・鉱物からとれる燃えやすい有機物です。

普段よく使う 食用植物油にも入っています

天丼と牛丼はどちらがカロリーが高いか考えたことはありますか?


揚げ物だし、天丼でしょ!と思いますよね。

実は牛丼のほうがカロリーが高いんです⁉

何故なら…

牛丼の材料の肉の中に油がある。=見えない油

天丼には、素材を揚げる時に使う油がある=見える油

見えない油とは食品の素材にあるもので、意識しづらい。私たちが摂っている油80%近くは食べ物そのものにあり、肉、魚、乳製品の順で油が入っているのです。

調理で使う油は、実は20%程度で意外と少ないです。


理想的な油は必須脂肪酸を含むものです。必須脂肪酸とは、

リノール酸 オメガ3(大豆油、コーン油、ゴマ油、紅花油、くるみ)

リノレン酸 オメガ6(えごま油・しその実油)

オレイン酸 オメガ9(オリーブ油、キャノーラ油、アーモンド、ピーナッツ)

必須脂肪酸でも注意が必要なことがあります。必須脂肪酸のオメガ6(リノール酸)を多く摂りすぎると、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性炎症疾患を引き起こすと言われています。

また、リノレン酸・リノール酸は体内で合成できない脂肪酸のため食事からとらなくてはなりません。

必須脂肪酸は不足・欠乏すると皮膚の乾燥や脱毛、血栓形成、血小板減少などがおこります。

理想的な必須脂肪酸の割合はリノール酸とリノレン酸の対比は、4対1のもの。

見えない油に気を配り、見える油に気をつかうことが必要なのです。


油についての記事があるのでこちらも記載します。

『(CNN) 菓子パンやマーガリンなどの加工食品に含まれるトランス脂肪酸の血中濃度が高い人は、低い人に比べてアルツハイマー病や認知症を発症する確率が50~75%高くなる可能性があるという研究結果が、米神経学会誌に発表された。
アルツハイマー病に詳しい米神経学会の専門家はこの研究について、「トランス脂肪酸が多く含まれる食事に関連して、心血管系の影響に加えて脳や認知機能にも悪影響があることが裏付けられた」と評価している。
研究チームは認知症状のない日本人の男女1600人あまりを10年間にわたって追跡調査して、調査開始時の血中トランス脂肪酸濃度を調べ、食生活を分析した。
高血圧や糖尿病、喫煙など認知症リスクに影響し得る他の要因を調整した結果、トランス脂肪酸の濃度が高かったグループは、濃度が低かったグループに比べて認知症を発症する確率が52~74%高いことが分かった。
この研究について、米ニューヨークにあるアルツハイマー予防クリニックの専門家は「これまで一般的だった食生活に関するアンケートではなく、血中濃度が使われていることから、科学的な信憑(しんぴょう)性が高い」と指摘する。
トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングなどの加工食品に多く含まれる成分で、安上がりに生産でき、長期の保存が可能で、食品の味や食感が良くなることから食品業界が好んで使う。揚げ物のほか、コーヒー用クリームやケーキ、パイ、冷凍ピザ、クッキーなどの加工食品にもトランス脂肪酸が多く含まれる。
日本の研究によれば、トランス脂肪酸の濃度を高める原因となった食品は菓子パン類を筆頭に、マーガリン、キャンディー、キャラメル、クロワッサン、非乳製品のクリーム、アイスクリーム、せんべい類の順だった。
米食品医薬品局(FDA)は2015年にトランス脂肪酸を禁止している。』


日本の食品表示は海外と比べて規制がゆるいです。表示義務となっている項目も多くあります。表示義務ということは、企業努力。企業次第ということです。

忙しい毎日のなかで買い物するひとつひとつを確認することは大変なことですね。


値段で見るか、質で見るかは個々人の価値観ですが、見える病気や傷は治せます。

でも、身体の中は見えないのです。見えないからこそ怖いのです。

食べるは人を良くすると書きます。

人を良くするには食べることが大事。

情報過多、たくさんのものであふれているからこそ大事なことは選んでいきたいですね。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する