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私が助産師になったわけ④

『亜也子さん、ちょっと!』
桶谷研修センター(東京)から1年の研修を終え、まず先に夫の実家にご挨拶に伺ったときの姑の第一声です。
もちろん、期待した『おかえなさい』も笑顔もなく‥。
そして、リビングで
『恩返しをしなさい』
と言われるのでした。

1年間、夫を残し1人単身で嫁が東京にくわけですから。
息子を思う母心。

今なら、姑の気持ちに私もうなずけます。
けど、31歳の若かった私には、耐えがたく、震えるほど悔しかったのです。

元々、跡取り娘のわたし。
そして夫も跡取り。
わたしの姓は変わったけど、自分の家も夫の家も半々でみることを条件に結婚。

しかし、この姑の一言で、以前から夫婦別姓にしたい!っと思っていたわたしの心に火がより一層つきます。

私、実は、、、
結婚式の日の朝、目が覚めて左腕を見たら、前腕全体に大きな❌と擦過傷が多数あったんです。
今まででそんな経験は初めてです。
それを見たとき、
『私は結婚してはいけない!』
って思ったんです。
半々で見るという曖昧な結婚。

幼少期に、祖母より、
『あなたはこの家の跡取りだから、、、』と、
寝るまで毎晩、洗脳され続けた私。

きっと心の奥底で、罪悪感を抱き、自虐的に自分の腕を傷つけたんだろうな?って
今ではわかるんですけどね。

それ以来、1〜2年、姑に会わないといけないと思うだけで、膀胱炎になりまくりました!!
トイレに行くと、血が出る。
頻尿、残尿感。

年齢的にも、子どもを産みたい、産まなければというプレッシャーもあり、不妊治療も半年ですけど、経験したことがありました。
でもこんな不安定な私に子どもが授かれるはずもなく‥。
結局、色んなことがあって、3年くらいで結婚生活は破綻しました。
つづく。




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