コロナで今年の中学校の
英語スピーチコンテストも中止になりました。

参加してみないとわかりませんが
スピーチコンテスト、
すっごく楽しいイベントなんです。

指導している私もとても楽しい！

ユニキッズからはほぼ毎年参加者と
入賞者を輩出してきているので
今年の中止が非常に残念でなりません

英語のスピーチコンテストとしては
国内最高レベルである
高円宮杯全日本中学校英語弁論大会は
1949年に始まり昨年70年を迎えました。

この大会の存在を知ったのは30年前

クラスでいつも下を向いて
話をしないで授業を受けていた男子生徒。

中学になってユニキッズを退会するかと
思っていたら継続

中学2年の時の英語の成績が悪くて

小学校から習わせていたのに
時間とお金の無駄だったと

母親が退会届を投げるように置いていった

中学3年生になった時　
彼の担任の先生が英語の先生だった

その先生が　英語のテストは点に結び付かないが
彼にはみんなが持っていない英語の才能がある
と言って彼を市内の英語スピーチコンテストに
参加させ　3位に入賞。

後日お母さまから

環菜先生は息子に素晴らしい英語力を
つけてくれていました
自分の物差しで物事を判断していました

と長い謝罪の文がFAXで送られてきた

その時初めて　英語スピーチコンテスト　なるものが
あることを知り　

自分の意見を英語で言える
子供達を育てたい　

と教えてきた自分のやり方に
確信が持てたのでした。

このスピーチコンテストは

戦後の日本に英語教育が必要である　
との考えから始まりましたが

70年後の今、日本人の英語力は
アジア圏29か国の中でアフガニスタンと並んで26位。
後ろにはタジキスタンとラオスしかありません。

スピーキングに関しては最下位（泣）
ライティングもリーディング力も低いので
受験のお蔭で読み書きは出来る　
というのもただの思い込みであったことが解ります。

日本人の英語力を下げている元凶は
中学、高校の英語学習法にあることは
英語を話せる人の多くが指摘している通り。

語学をマスターするには2000時間ほどの
聴く学習を必要とします。
中高合わせて800時間ほどしかないのでは到底追いつきません。

幼稚園の頃から英語、英会話教室に通っていて
小学生までは伸びたとしても

中学、高校で学校の試験や受験で
点を取るための学習に埋もれていき

発音はきれいで
リスニング力もあるのだけれど　

上手く話すことが出来ない
という残念な結果になっていくことが多いのです

アジア圏の発展途上国においては
国の中で高度な教育を受けることができません

なので英語を学習して外国で学ぼう
とするため英語学習に時間をかけるのです

日本は国内であらゆる分野の高度な教育を
受けることが可能なのでわざわざ外国に
行く必要性がありません

英語でコミュニケーションがとれて、
文章が書ける人と
日本語しか出来ない人と

どちらが給料が高いか、と言えば
前者であることは事実で
これからも変わりません。

英語をマスターする一番早い方法は
国外に出ることです。

留学でも　長期の旅行でも
移住でも！！！

スピーチコンテストの内容には
将来の夢　とか　生徒たちがやりたいこと
についてが多く取り上げられます。

将来の夢ややりたいことがある子は
いいのですが、何もない子はどうしましょう？？

これといってやりたいこと　無い。

と答える子供は多いです。

何についてスピーチするのか、
これを見つける作業に一番時間が
かかります。


あと少しで還暦を迎える私も最近は　
将来何をやろうかなと考えても　

これもやったし、
あれもやったし　
特にないな～～と

思ってしまいます。

なので反対の質問をしてみます

なりたくない自分、やりたくないことは何だろう

庭付きの大きな家には住みたくない
デブにはなりたくない
認知症になりたくない

書き出していくと不思議と
こうしたい　ああしたい　が出てきます。


将来皆さんがやりたくないことって
なりたくない自分って　なんですか？？？