mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

佐々木整骨鍼灸院です

2月のお知らせです。

2月の休診は日曜・祭日のみです。

☆孤立した人には生き甲斐はない。生き甲斐とは人間関係です。

     ―――石川達三


人々は他人のすることばかり気にしていて、自分の手近の義務を忘れがちです。

     ―――ゲーテ


おろかなる者は思ふ事おほし。

     ―――松尾芭蕉


あらゆるものを奪われた人間に残されたたった一つのもの、それは与えられた運命に対して自分の態度を選ぶ自由、自分のあり方を決める自由である。

     ―――ヴィクトール・E・フランクル


物事を考える人は大勢いるが、行動を起こすのはたった一人だ。

     ―――ド・ゴール


☆【病は気から】5228



筑波大学名誉教授、村上和雄氏の心に響く言葉より…


こんなことを言うと驚く人もいるかもしれませんが、じつは私たちの体というものは、老化しても遺伝子そのものは基本的に歳をとりません。

歳をとると体が弱って病気がちになると言われますが、それは遺伝子が老化したからではないのです。


そもそも、私たちの体では、遺伝子情報に書かれていないことは起こりません。

つまり、病気という現象も遺伝子が引き起こしているのです。

もちろん、そこには環境因子も関係していますが、99・5%同じ遺伝子を持っている人間同士でも、同じ環境にいて病気になる人とならない人がいます。

それは、病気を引き起こす遺伝子がオンになっているか、オフになっているかの違いなのです。


遺伝子のオン/オフは、その人の生き方、考え方が大きく影響していると考えられています。

日本人の死因の上位を占める「がん」も、ステージが末期に進んでからでも、生きる力を取り戻せる人とそうでない人がいます。


そこでは「気の持ち方」を含めた生き方や考え方によって、遺伝子のオン/オフが どのように働くかが大事になってくるわけです。


つまり「病は気から」という言葉は、まさに真実なのです。このことに関して、象徴的な例を紹介しましょう。

ある不眠症の男性が、医師から睡眠薬を処方されました。

そこで医師から、「この薬は一回に5錠までです。それ以上一度に服用すると、体の調子を崩します」という指示を受けました。

しかし、この男性はあるとき50錠もの睡眠薬を一度に飲んでしまったのです。

すると、やはり体調をくずし、あまりの苦しさで意識朦朧としながら救急車を呼び、通院していた病院に運ばれました。

そして、手当を受けていると、担当医がやってきてこう言ったのです。

「○○さん、じつは、あの薬の指示は私の間違いでした。あれは何錠飲んでも体には負担になりません」

その言葉を聞いた男性は、びっくりして、とたんに元気を取り戻し、そのまま歩いて帰ったというのです。


自分はもうダメだ、と思ったら本当にその通りに具合が悪くなる。

自分は大丈夫だと思ったら、なぜか具合がよくなる。

「病は気から」というのは“気のせい”ではありません。

実際に自分が事実をどう受け取るか、どう感じるかによって、病気の遺伝子をオン/オフしているのです。


また、日頃から何かにつけて「自分はダメだ」と自分に対して否定的な生き方、考え方をしていると、いい働きをする遺伝子がオフになり、病気の遺伝子がオンになってしまいます。

それは本当にもったいないことです。

思い込みでもいいので、「自分は大丈夫」「生 きているだけで丸儲け」とバカになって信じてみてください。

それだけでも、きっと自分の内側から元気になっていくのを感じられるはずです。


『どうせ生きるなら「バカ」がいい』水王舎

https://amzn.to/3HM65fs

アメリカの有名なジャーナリストのノーマン・カズンズ氏の興味深い話がある。

『あるパーキンソン病患者は薬だと言ってプラシーボを与えられたが、この結果ふるえが著しく減った。

そのプラシーボ効果が薄れてきた時、今度は同じ物質をこっそり牛乳に入れて飲ませたが、ふるえは再発したという。

また、ある患者の集団に抗ヒスタミンの代わりにプラシーボを与えたところ、その77.4パーセントは抗ヒスタミン剤の特徴である眠気を訴えた。


何年か前、アフリカのシュヴァイツァー病院の晩餐の席で、私は何気なしに、現地の住民たちはシュヴァイツァー病院があるお陰で、呪術医(じゅじゅつい)の超自然信仰に頼らずとも済む、幸運なことだと口走った。

するとその翌日、シュヴァイツァー博士はわたしを近所のジャングルの中の空き地へ連れて行って、「私の同業者の一人」と言って、年老いた呪術医を私に紹介した。

「私の常得意の中には呪術医がよこしてくれた人たちがいるんでね。だから私は呪術医の悪口は決して言わないことにしている」と言った。

そして、さらにこう言った。

「アフリカの呪術医が治療に成功するのは、同業のわたしたちすべてが成功するのと同じ理由によるのですよ。

どの患者も自分の中に自分自身の医者を持っている。

患者たちはその真実を知らずに私たちのところにやって来る。

わたしたちがその各人の中に住んでいる医者を首尾よく働かせることができたら、めでたし、めでたしなんです」』(笑いと治癒力/岩波現代文庫)より



ノーマン・カズンズは不治に近い難病を文字どおり「笑い」によって克服した人だ。

人間の自然治癒力の可能性を取材し、笑いとユーモア、生への意欲が奇蹟をおこすことを実証した。

その不思議な自然治癒力の中に、プラシーボがある。

プラシーボは偽薬(ぎやく)のことだが、治療薬と外見は同じになっているが、薬の薬効成分は全く入っていない。


これは、有名なソムリエが、「これは高級なワインで、とても美味しい」というと、ほとんどの人は、美味しいと感じるのと同じだ。

目隠しテストをしたら、高級ワインを当てられる人は少ないという現実もある。


ことほどさように、人間の感覚はあてにならない。

権威ある人のひと言で、ころっとだまされてしまうからだ。


だからこそ、自分の自信ある肯定的な言葉が大事になってくる。

たとえば…

「私は優秀なリーダーだ」

「私は多くの人の声に耳を傾け、まわりから尊敬される」

「私はビジネスで大成功し、一生理想を実現するための資金は十分にある」

「私はとてつもなく健康な体を持っている」


「病は気から」という言葉を胸に刻みたい。



メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する