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デジタルマーケティング講座6「マーケティング担当者がすべきこと」

デジタルマーケティング講座6「マーケティング担当者がすべきこと」

お待たせしました。10ヶ月ぶりの配信です。
おぴクリエイションの栗木です。


今回は、少しばかり長い内容ですので、さっそく本題に入りますね。


【マーケティング担当者は何をすべきか】

デジタルミックスによってマーケティングが楽チンになっています。
デジタルを活用することで、顧客行動データの分析がわりと楽にできるようになり
KPI(目的達成のための中間目標)が明確にできるようになりました。

またスマホなどでデジタルメディア(例えば、ラインやツイッターなどのサービス)を通し
インタラクティブ(双方向性)の情報交換ができるようになりました。

以前は駅前でリサーチしたり、モニターを集めたり、
帝国バンクなどのリサーチ会社から情報を購入するなど、
お金も時間もかかってしまうため
中小零細企業でのマーケティングや情報収集は
現実的ではなかったことを考えると、夢のようです。

そこで、マーケティング担当者がすべきポイントを3つ挙げます
マーケティングの基本である
・顧客は誰か
・どんな価値を届けるのか
・この価値の市場競争力があるか
を踏まえた上で、顧客満足度を高めるための
「マーケティングのコンセプト作りと実現」が要求されます。


【ポイント1】
顧客目線で顧客中心な顧客共創のスタンス

顧客は自主的に商品やサービスの情報を集め、
購入した後もそれの情報を発信します。
マーケティング担当者は、
・ダーゲットは誰
・どこで何をしているか
・何に関心があるか
・どんな問題を持つか
を読み取る必要があります。
いわゆるペルソナの設定ですね。

デジタルが融合する昨今
ペルソナ設定で特に注意すべき点は、
思いやりと気配りを配慮した、顧客目線です。
顧客に寄り添う、丁寧なアプローチが大切です。

そのためには上の4点を追求し戦略設計を行います。

詳細は、今後の講座でお伝えしていきますが、
例えばターゲットが専業主婦の場合、
以下の3人では購入に至るまでの状況やモチベーションは違ってきます。
(1)自分・親・兄弟と2世帯住宅の専業主婦の、フグ田サザエさん(サザエさん)

〜快活、そそっかしい、親も働いており持ち家のため、金銭的には多少の余裕あり〜
(2)核家族の、野原みさえさん(クレヨンしんちゃん)〜短期、見栄っ張り、ケチ〜
(3)夫の親と同居する、さくらすみれさん(ちびまる子ちゃん)〜心配性で貧乏性〜


【ポイント2】
心をつかむ、シンプルで大胆なアイデア

顧客分析が容易にできるようになり、
PDCA( Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善))が
高速で回転できるようになると
次の施策が部分的に最適な安全策をとるようになってしまいがちです。

平凡な施策は、かえってリスクになります。

顧客(の意思決定)に響くインパクトを与える
マーケティング戦略が不可欠です。
そのために大胆なアイデアであることが求められます。

さらにそれはシンプルであることも必要です。
そこまでの道筋は複雑であっても
方法や顧客に情報を届けるには
誰にでもわかりやすいものでなくてはなりません。


【ポイント3】
マーケティングで変わる企業のあり方

デジタルの浸透で、顧客である消費者はSNSなどで他の消費者とつながり
企業に対する影響力を強めています。
消費者と企業は対等な関係になっていきます。
消費者は環境や社会性・精神性な物事に関心が強くなっています。
マズロの欲求5段階(※1)を考えると自然な流れです。

SNSやIoTやAIなどのデジタルテクノロジーを活用した
顧客とのコミュニケーションでは、
タイミングや関わり方を間違えると
離れていくことも多々あります。

「分かりやすく」「大胆で」「クリエイティブなアプローチ」で
価値を提供することが大切です。

当たり前のことだと感じますか?

自社にとって当たり前と感じていることが、お客様もそうなのでしょうか?

「マーケティングの基本『4つのP』前後編」をもう一度見返すと
違うものが見えてくると思いますよ。


(※1)マズロの欲求5段階とは、人間の欲求には5つの段階があるとする理論
①生理的欲求→②安全欲求→③社会的欲求(帰属欲求)→④自己尊重欲求(承認欲求)→⑤自己実現欲求


次回デジタルマーケティング講座6は
「独自ポジションとニーズの見極め(1)〜市場の分析(1)〜」を配信します。
お楽しみに。

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栗木 佐恵
(代表・わくわくクリエイター)
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