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「VERY」6/7月合併号

雑誌「VERY」を久しぶりによんだら、以前より増して”綺麗”な編集になっているとかんじました。



全体的に上品で、現代女性(VERY世代)の欲求をうけつつも、メディアとして読者に媚びずに提案をなげかける。
実際はどうかさておき、どちらかというとアッパー層(と、アッパー層にあこがれる)の女性が対象なのもあり、特集に他のメディアにありがちな”悪ふざけ”感がありません。具体的には、前回Facebookの投稿で揚げ足をとった「STORY」6/7月合併号みたいに、《「魔法の15文字」オシャレで前を向く!》みたいな、何か言っている風で、その実わざわざ読み進んでいくと結局何も言っていなくてがっかりくる、みたいな記事がありません。男性の私が読んでも(共感できるかどうかはさておき)、読ませる内容ばかりです。


ちょっと褒めすぎた。



世の中全体に言えることではありますが、”ギラギラ感”みたいなものがすっかり息をひそめてしまっているので、よくもわるくも”突っ込む”ところがありません。40代の女として、妻として、母として・・・ターゲッティングがちゃんとしてますよね。ちゃんと調べたわけではありませんが、「VERY」はながらく女性誌支持率ナンバーワンをほこっていましたが、今でもそうなのでしょうか。いずれにしても、ある種の風格さえかんじられます。


これ書きながらおもったんだけど、女の人って、いろんな「面」をもたないといけないから、大変だよねえ。ママ友と集まる時の顔、子供を育てる時の顔、夫とデートする時の顔・・・ぜんぶ変えなきゃいけない。いけない、ってわけでもないでしょうが、すくなくとも”デキる女”は大なり小なりそれを実践していると感じました。




話がそれますが、モデルの滝沢眞規子さんをミューズにした別冊「VERY NAVY」は、奥さんや恋人にプレゼントを考えている男性もこっそり目を通しておくだけで、女性アイテムのいいトレーニングになるかもしれません。TIFFANYの新作とか。「女の事はわからん」とかいわず、チェックしておきましょう。


先述の滝沢眞規子さんですが、すっかりVERYの顔になりましたね。”タキマキ”とか言われてもおっさんは普通わかりません。《みっこちゃんと、これからの”いい妻”らしさを考えました》とか、出し抜けに書いてあるので「みっこちゃんって誰やねん」とか思うわけですが、みっこちゃんといえばモデルの矢野未希子さんというのは、VERY読者の間では”常識”のようで、何の前触れもなくこういう事が記事になったりしています。


かつてコラムを連載していた、小島慶子さんが小説の連来をスタートさせていたのには驚きました。なかなか読ませます。




ごめんなさい。今回も女を小馬鹿にして笑いをとろうとおもいましたが、ほんとに編集がよくできているので、悪口書くところがありませんでした。楽しみにしていたみなさん、ごめんなさい(笑)

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