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食を"イデオロギー"にしない
https://www.bbc.com/japanese/amp/49434367?__twitter_impression=true
赤ちゃんに十分な食事を与えず、重度の栄養失調に陥らせたとして、豪裁判所は22日、30代のオーストラリア人夫婦に300時間の社会奉仕命令などを言い渡した。夫婦は、動物性食品を一切口にしない「ヴィーガン」で、赤ちゃんに同様の食生活を強いていた。
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もう、100回くらい書いてますが、「食」を"イデオロギー"にしてはいけません。
僕も子供の頃、命にかかわるくらいの小児ぜんそくでしたし、祖母がやたらと食べ物について「アレを食べたら治る」とか「アレは身体に良くない」、などと拘るタイプだったのもあり、気持ちはわかります。
医師ではないので断言したらいけないのかもしれませんが、断言します。
100%身体に悪い、とか、逆に"100%身体に良い"などというものは、この世にありません。汗をかいた後に、たまにコーラを飲みながらハンバーガーを食べたところで、身体の発育にひびいて死ぬ、などということはありえません。逆に、清流で育った天然のわさびのような身体に良さそうな食品でも、毎日げんこつ1個分くらい食べつづけたら、死ぬかもしれない。
雑食の哺乳類として人間はここまでやってきたので、肉でも魚でもなんでも食べたらよろしい。野菜も飛び抜けていいものとか悪いものとかがあるわけでもありません。旬なものをたくさん口にしたらいいのです。米やパンも悪者にしなくても、要は腹8分目で食べすぎに気をつけて、後は疲れが残らない程度に身体を動かす。
食べすぎに注意して、なんでもよく食べ、よく動く。
食にまつわる健康法とは、とどのつまり昔から言われているこんなところに落ち着くわけです。
水素水がどうしたとか、肉は絶対くわないとか、ごめんだけど頭がおかしいんだよ。分かれよそれくらい。バカか?