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メールマガジン バックナンバー

さよならは別れの言葉じゃなくて、ふたたび逢うまでのとおい約束

ブログやSNSで、情報を発信するのがあたりまえの世の中になりました。
情報発信といえばいささか大仰な気がします。要するに、誰かに自分の事をしってもらいたい、という気持ちが、ふつう誰にでもあります。

“誰か”、というのは人によってさまざまでしょう。
ありていに言えば、家族や友達、恋人などでしょうし、SNSの社会が高度に発達した今は、ビジネスで顧客へ情報をとどけたい、という人もおおぜいいます。

近所にこんなおいしいお店ができたよ、とか、夜そらを見ていたら月がこんなにキレイだよ、とか。お店であたらしくこんなサービスをはじめました、とか、昨日こんなかなしい事があったの・・・とか。

人によって、不特定にむけて情報を発信する事もありますが、やはり、基本は誰か特定の人を想像すると、アウトプットが鮮明になります。
これは、特に文章講座などで私が初期にみなさんへお話するアドバイスでもあります。”誰でも彼でも”、なるべくおおくの人に情報ととどけようと狙うと、かえって意味がぼやけてしまう、という現象が、ものを書くときにはよくみられるものです。





おもうところがあって、Facebookの利用をやめてみました。
僕のビジネスは、これといった目新しいサービスが日々アップロードされるものでもありません。

”今”かんじている事や、うれしい事。こんな事をかいたら笑ってくれるかな、というものを、写真と文章で工夫して発信するのが、僕は好きでした。
結果として、地方でくらす人間にしては比較的おもしろがってくれる人がたくさんでき、フォロワーが共感してくれたり、意見が仮に対立しても、討論をふかめる事は刺激的です。ですが、おおくの繋がりがひろがればひろがるだけ、しかし本当にわかり合える親しい人を、意識してここまでやってきました。


今、いろんな事が身のまわりにおこって、Facebookで誰にむかって情報を発信したらいいのか、わからなくなっています。わからない、というか、何を見ても、おもしろい発信がおもいつかず、世界の暗い部分にばかり目がいってしまう自分がいる。

あまり指摘されない、世の中の邪悪一面を批判するのは、僕のテーマの一つでもありますが、ネガティブな発信はつつしみたい。


もう、ものを書く事そのものをやめようかと、ここ数日なやみましたが、書く事で心がおちつく、というのもあるでしょうし、どんな事が身のまわりでおこったとしても、自分の心にかわりがなければ、いつかは前向きな気持ちにもなれるとおもう。


しばらく、メールマガジンを中心におとどけしていこうとおもいます。

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