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ヴェイパーフライについて書いてみた
ヴェイパーフライネクスト%
連日ニュースになってますね
仕事中全然ランニングやってない患者さん達からもヴェイパーフライについてやたら質問されます
「あれいいの?」
「そんな凄いの?」
凄いか凄くないかって言ったら凄いですよね
たかがランニングシューズがここまで周知されるなんて
履いちゃダメ(になるかもしれない)ランニングシューズなんてざんざん陸上競技やってきましたが記憶にないです
ターサー、ソーティー、アディダスブースト、匠シリーズ等々
これら愛用者の多い超メジャーシューズには規制がかかるとかニュースになるとかはかけらもないのに
ブーストなんて従来の素材よりメッチャ反発力あるぜ〜
って銀玉かなんか余計に跳ねさせてアピールしてましたが
規制かけるほどの大した効果はないという事ですね(笑)
あ、ジャパンブーストは個人的に好きですけど
私が思うヴェイパーフライの一番凄いと思う所は
なんと言ってもこれ
「履いた人が怪我する割り合いが断トツ一位」
当院に来る方でこれに変えた途端怪我したって方がホント多いんです
もちろん何事もなく最初からすんなり履けてる方もいるんですけどね
まず踵が高いですよね
そうするとどうなるか?
腰が反りやすくなります
その場でつま先と踵をフラットに立って骨盤前傾させるのと
踵を浮かせて骨盤前傾させるのとどっちが腰やりやすいですかね?
さらにそれで歩いたり走ったりしたらどうでしょう?
踵浮かせた方がやりやすくないですか?
まず多いのがヴェイパーフライにしたら腰痛になったというランナーなんです
昨年箱根の予選会をヴェイパーフライで走ったあるランナーはその後一ヶ月以上腰痛に苦しみました
それまで腰痛なんてなった事ないのに
ハーフマラソンの距離を余計に腰反って走っちゃったんですね
それ以外にも腰痛でご来院されるランナーが増えました
あとは骨盤前傾しやすくなるというのは腿裏も余計に使われやすくなるのでその部分を痛めるランナーも増えました
さらに弊害を及ぼすのが厚底自体
衝撃を吸収するのには優れているのですが
柔らかくサポートしてくれるソールというのは接地時の足首のたわみ、オーバープロネーションも助長させ
アキレス腱炎や足底筋膜炎などの原因にもなります
そしてサポート力の強いシューズというのは身体の衝撃を受け止める様々な機能を怠けさせ衰えさせるというのも知っておいて下さい
このシューズはスーパーカーと同じ
上手く乗りこなせばもの凄い力を発揮しますが
使い方間違えると事故ります
怪我します
反り腰気味の人は腹筋や臀部の筋肉をしっかり使う意識
ニーイントゥーアウトで下肢のねじれの強い方は真っ直ぐ足を運ぶ意識
そこを認識した上で履いて下さいね