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マラソンに関わる遺伝子

今晩は原です

日曜日にトレーニングで今年初の60km走を完走するも終盤は脚攣り気味でサロマ湖に向けてまだまだ不安の残る所です

他の上位の人達は攣ったなんて話聞かないのに自分だけしょっちゅう攣る

摂る物も充分気をつけてるのに多分ウルトラマラソンには向いてないんだろうな〜

とそんなランニング適性に関わる遺伝子があるんですよね

有名な物だと【PCTN3遺伝子】

って言われてもピンと来ないと思いますが

要は筋肉の質が短距離系の速筋が多いか、長距離系の遅筋が多いか又はその中間かってやつです

多分聞いたことある方は多いはず

今日お話しするのはまた別の遺伝子

その名も【PPARGC1A遺伝子】

空では言えないような名前ですね

これはミトコンドリアの増殖に関する遺伝子です。ミトコンドリアは多ければ多いほど、エネルギーを作る能力が高いので長時間の運動が可能となります。

・ミトコンドリア高増殖型(G/G型)
運動や食事でミトコンドリアが増えやすく強度の高い運動を効率よく長時間継続できるタイプ
フルやウルトラやるにはメッチャあって欲しい型ですね

・ミトコンドリア標準増殖型(G/S型)
ミトコンドリアの増殖は標準で、少しずつエネルギー産生量が増えていくタイプ

・ミトコンドリア低増殖型(S/S型)
ミトコンドリアの増殖は能力が低く、運動の継続によるエネルギー生産量の増加も緩やかなタイプ

ミトコンドリアは食事や運動によって増えることが知られていますが、遺伝的に増えやすいかどうかも決まっているということですね

身の回りにそんなにトレーニングで距離走ってないのにやたらフルマラソンやウルトラマラソンが強い方がいたら高増殖型かも知れません

30km走しかやらないで日本記録出した設楽選手とかもその可能性高そうですね

月間走行距離たった◯◯kmでサブ3〜みたいな本とか見かけますが
「それあなたにその遺伝子あるからできたんでしょ」
と心の中で突っ込んだりもしますw

ちなみにミトコンドリアを増やす運動は言うまでもなく有酸素運動
ウォーキングよりは軽くハァハァいうくらいのランニングが適当

空腹を感じることでもミトコンドリアは増えるので朝飯前の空腹ランはもちろん

食事の時間だから食べる〜ではなくお腹が空いたから食べるという習慣をつけるのもいいですね

食事だとイカ、タコ、貝類などに含まれるタウリンがミトコンドリアを増やす働きがあるようです

他の人と同じように走ってるのに記録が伸びない私は低増殖型かも…と心当たりのある方

全く悲観する事は無し

あくまで遺伝子も一要因なので先にあげたように食事やトレーニング内容の工夫でいくらでも変わるもの

もちろんミトコンドリアの影響が減る距離の短いレースでタイムに挑戦してみるも良し

他の人よりさらにトレーニングを積んでミトコンドリア増やすのも良し

逆に練習量の割にフルマラソン、ウルトラマラソンが強い自信のある人はひたすらスピード磨くと効率良くレベルアップできるかも

私は高校時代みんなと同じトレーニングしてても10000mのタイムはそこそこで明らかに伸びたのは1500mの中距離でした

おそらく遺伝子的にウルトラマラソンには向いような気はしますが

そういった自分のタイプを認識しつつより長い距離を走り込む事で身体を作り、サロマ湖ウルトラマラソン挑戦したいと思います

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