mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

「ピラティスのルーツ」と 「これからのピラティス」

*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*

Selfeeling Pilates®︎ 湘南 メールマガジン Vol. 3

*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*―*

あなたは身体を変えて

チャレンジしたい目標や夢はありませんか?


その夢の実現までを徹底サポートする伴走者

八木友美(やぎともみ)です。


.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*~.:*

今回は
「ピラティスのルーツ」と
「これからのピラティス」
についてご紹介したいと思います。

「ティラミスってヨガみたいなやつ?」
と聞かれることがすごく多いのですが

全部違います(笑)
(ピラティスは美味しくないです)

これを読んで是非ピラティスの面白さを
感じていただけたらと思います!


————————————————–———
□■「きっかけは第一次世界大戦」■□
————————————————–———

ピラティスの歴史はさかのぼること約100年。
ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス
というドイツ人がいました。

彼は幼少期から身体が弱く
様々な病気にかかっていました。

そうした背景から
彼は看護師を目指すだけでなく
元気な身体を維持できるよう
ヨガや武術など様々な運動をヒントに
「身体が良くなるエクササイズ」を追求していきました。


そして第一次世界大戦が開始すると
彼は従軍看護師として「負傷した兵士」
の手当てからリハビリまでを担当していました。

当然、戦争なので生死に関わるような負傷や
大きな損傷を受けた兵士たちが送り込まれてきます。


寝たきりの状態の兵士の体力や筋力は低下し
回復には多くの時間を要しました。


そこでピラティスは
独自に考案したエクササイズを
ベッドに横たわっている段階でもできるよう
また損傷部位を傷つけることのないよう
改良を重ね、処方するようになりました。


この処方は
まだ負傷兵が起き上がれない段階から
心肺機能や筋力の回復に貢献し
負傷兵たちの早期復帰に役立ちました。


————————————————–———
□■「本当の名前は“〇〇〇〇〇〇ー”」■□
————————————————–———

「あれ?」

先の文章を読んでそう思った方もいると思いますが
そう、ピラティスって創始者の名前だったんですね。


それから終戦後
ピラティス氏はアメリカに渡り
NYにスタジオを設けました。

関節の細かい1つ1つの動きや位置など
細部にまで意識を向けながら全身を動かすことで
コア(体幹)の安定や正しい身体の使い方のみならず
心と身体の統合が起こるピラティスは

たちまちアメリカ全土、世界へと広がっていきました。


ちなみにピラティス氏は
自身が考えたエクササイズを
「コントロロジー」と名付けていました。

「control」+「-logy」
「統制」 + 「学問」

1つの専門分野として発展させるため
この名をつけたのではないかと感じます。

しかし創始者の名前の方が
エクササイズそのものとして
広がっていったのですね。


————————————————–———
□■ これからのピラティス ■□
————————————————–———

日本にピラティスが入ってきたのは1990年代。

そこから2000年代になり
ピラティススタジオやスポーツジムのレッスン
などが広がっていきました。

先程お話ししたように、
ピラティスはもともと
身体と心の基礎的なリハビリが目的です。

これって、今の時代
そしてこれからの時代に
もっと発展していくものなのではないか
と考えています。

私たちが戦争に行って爆撃をくらうことは
まずありえないですが
“動かない”状態がどんどん増えています。

デスクワークはしかり
生活様式がガラッと変わった今

洋式トイレは当たり前
車やバイクどころか自転車も電動自転車
エレベーターにエスカレーターetc...

昔の人の方がよほど身体を動かしていましたし
何か作業するにも頼れるツールが少ないので
自然と効率の良い身体の使い方を
習得していました。

しかし今は
使ってないので動かせない
使い方を身体が忘れてしまっている
といった状態で
「これはマズイ」と動き始めた頃に
逆に痛めてしまうケースは
かなり多いのではないかと思います。


またそれだけではなく
これだけ情報に溢れた時代に
一体何を信じて、どうしいったらいいのか
「わからない」ことが増えている気がします。

〇〇が一番良い!といったことはなくて

自分にとって何が合っていて
いかにそれに集中できるかが重要と考えています。

「自分の内側から自分自身をよく観察して
それをどう判断するか」

「他人からの評価や外見だけの美しさばかりでなく
自分自身が何を大事にどう考えるか」

これも「コントロロジー」ですね。

今の時代のピラティスは実はそこが一番
肝ではないかと考えています。

※ちなみに私がレッスンを行う場所に
鏡を置いていないのはこれが理由です。
鏡に映る姿に頼らず
内側から観るチカラを伸ばしたいのです。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する