6月も半ばが過ぎました。この梅雨時の体調不良の中には食欲不振の症状が挙げられます。
皆様胃の調子は如何ですか？急に食欲が落ちてたり、あるいは甘い物が沢山食べたくなったり、
大丈夫でしょうか？

食養生のポイントは食事の量と内容の二点が大事になってきます。

一点目の食事の量は「腹八分」を目安にしましょう。

腹八分は①食事の後に胃の膨満感がなく、苦しくならない事。②体が重く感じない事。
③眠くならない事。の三つを満たした状態の事を意味しています。

腹八分を実現するにはご飯の前にスープやみそ汁を飲んでゆっくり良く噛んで食べる様に
するとよいですよ。食事の前にスープを飲むと消化液が分泌され軽い満腹感が得られるので
暴食が防げるのです。

二点目の食事内容は、日本人の原点に基づいて玄米や大豆、ごまなどの雑穀類や
野菜を中心とした温熱食を摂るようにしましょう。
野菜は旬の野菜を多く摂り、キャベツ、小松菜、白菜、レタスなどの葉菜類は消化器系
を守る作用があるので積極的に摂ると良いですね。

現在当院では梅雨の身体不調に対する鍼灸治療を積極的に行っております。
この時期に「腹」をしっかり整え、猛暑の季節夏バテしない身体を作りましょう。