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【Megurino通信】キラキラコスメに潜む児童労働の闇Σ(゚д゚lll)

優しい循環を目指すshop
Megurino〜めぐりの〜です。

3月
冬と春の境界の季節
ひな祭りや、春分、卒業など
寂しさと期待が入り混じる3月。
そして私は、数年ぶりに花粉症を発症して
くしゃみ、鼻水、目の痒み、喉のイガイガなどと向き合っております。゚(゚´ω`゚)゚。

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さて、タイトルにあります闇問題とは
〝天然マイカ〟のこと。
今日は
Megurino アロマコスメクラスで
使用している天然マイカについてのご報告です。

マイカとは
マイカ(雲母)という鉱物は、この中に含まれるキラキラした部分が、多くの化粧品に使われています。具体的には、アイシャドー、口紅、チーク、ボディーグリッター、マニュキュア、シャンプー、歯磨き粉などに、パール感、グリッター感を出すために使用されています。
出典:Responsible Mica Initiative
https://responsible-mica-initiative.com/mica

日本ではあまりニュースになっていませんが
インドでのマイカ発掘に児童労働が利用されていて
世界では少し前から大きな社会問題になっています。
ドラックストア、コンビニ、100円ショップまで
至る所にコスメが溢れています。
それらを作るために、小さな子供達が毎日危険な場所で働いています。
小さな穴に入るには子供がちょうどいいという理由で利用され
命を落とす子も少なくないそうです。

ドイツのニュース番組です。
5歳の子どもがマイカの採掘をさせられて、
お母さんと7歳と9歳の娘が一日中マイカ採掘を行い対価は2ユーロ程度であること、
マイカを採掘する危険な穴で死んでしまう子供もいることなどが伝えられています。
下記のリンク先ニュース(8分英語)
Work Places-Child labor for makeup
2020年6月20日 DW
https://www.dw.com/en/work-places-child-labor-for-makeup/av-52212676


Megurinoコスメクラスでは今まで
タール色素の危険などもお伝えしてきました。
天然マイカはアレルギーもほぼなくて安全でかつ、
沢山の色を楽しめるので天然マイカを選択してきましたが
それが、誰かの犠牲の上での自分達の安心では本末転倒です。

この度、コスメクラスで使用している天然マイカのついて
仕入れ先2社に問い合わせし下記の回答を頂いたので掲載いたします。

★当店で取扱いのあるマイカなどは製造など全ての工程において児童労働は行っておりませんのでどうぞご安心くださいませ。
当店ではフェアトレードなどへの取り組み、動物保護などへの取り組みも行っています。どうぞご安心して商品をお使いくださいませ。

★当店のカラーマイカは、下記の通りとなります。
合成マイカ(合成フルオロフロゴパイト/合成金雲母(旧称))、動物実験なし、有機顔料無し、
ビーガン:コチニール(虫)使用無し
(当社取引先A)
弊社マイカパウダーに限っては児童労働関与の可能性はありません。
インド原産のマイカは以前から児童労働の懸念は常に問われておりまして、
弊社も安全で透明性のある持続可能なマイカ調達に取り組んでおります。

また、弊社はResponsible Mica Initiative (RMI) にも2017年から加盟しており、
児童労働撲滅の活動を積極的に支援しております。
因みに、私は3月にRMIの児童労働撲滅の現地活動に一週間ほど視察・参加してきました。
https://responsible-mica-initiative.com/membership/membership-current-members

ーーーーーこのような回答をいただきました!ーーーーーー
これを受けMegurinoコスメクラスでは引き続き天然マイカを使用したクラスを開催していきます。
またその他の材料に関しましても常に最善の物を選択していきます。
メイクは人を前向きにポジティブにしてくれます!
気分を上げ幸せな気持ちになったりやる気が出たりと
まるで魔法のような素晴らしいアイテムです。
だからこそ人、環境、社会に与える影響を考えて選択する事が大切だと思います。
自分に合う物を必要な分だけ作れるのも
手作りコスメの魅力の一つです。
これからも皆さんと一緒にアロマやコスメを通して、いろいろな事を考えていけたら嬉しいです。
いつでも良い循環の一部でいたいですね♡



※Responsible Mica Initiativeとは
2017年にインド産のマイカを使用している世界中の大手化粧品会社などが集まり、Responsible Mica Initiativeという運動を立上げ、サプライチェーンの透明化などにより、児童労働を2022年までになくすことを目指しています。日本企業としては資生堂がこのメンバーに入っています。

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