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幸せは、いたってシンプル

“流行は変化していくもの。だけどスタイルは永遠”

                ココ・シャネル



今年22歳になる息子の話を少ししますね



小学校に上がったばかりの授業参観の帰り際、下駄箱入り口で転んだ息子に「大丈夫か!」と突然駆け寄る見知らぬ高学年の男の子、
何かあるごとに高学年のお兄さんが助けてくれたそうです。
そして、持ち帰ってくるランドセルの中身は、えんぴつ一本と消しゴム一つ(せめて筆箱に入れてこうよ。いや、そこは教科書持ってきなさい
でしょ)



中学生になり、最初の三者懇談で先生に言われた一言は「息子さんは行ける高校がありません」と…
先生、真面目な顔して冗談言わないでよ〜と内心思いながら聞いていましたが、そんなに成績悪いん?笑
このとき私の頭をよぎったことの話は、また別の機会にします。



毎週日曜日の朝は、必ず友達から遊ぶ約束の電話が鳴ります。
たまに誘いを断る息子ですが「今日は遊びたくないから遊ばない、じゃあな」とキッパリ断っても数時間後のうちの玄関には、男の子の靴が足の踏み場のない状態。。。



「行ける高校がありません」と言われた息子が高校生になり、2年生の三者懇談での出来事。
事前に渡されていた宿題のプリントを提出していませんでした(この辺りは昔からブレていない)、プリントの内容は将来の夢を決めて、そこを目標に逆算して今後のテストの点をどうやって上げていくかというプリントでした。
担任の先生が素晴らしすぎます。



まず将来の夢はなんだ?と聞かれた息子の回答は「世界一幸せな人になること」
オレは海賊王になる!くらいの勢いで言い放ってましたよ…
先生思わず「お、おう」と…じゃあ世界一幸せな人になるには…と話は続いたのですが、となりに座っていた母親の私は、なんてシンプルで最高な答えなんだ。と妙に納得していたのでした。
考えてみれば、今この瞬間から私は世界一幸せ者だと言ってしまえば、世界一幸せ者なのです。



小学3年生の時の「生命の誕生」という課題で行われた授業では(授業参観)、人間が生きていく上で必要なものはなんですか?
という先生の質問に対して、子供たちが手をあげて「水」「地球」「空気」など答える中、珍しく手をあげた息子の回答は
『魂』ドヤ顔。
タマシイ入りましたーーーーーー
いやいや、この二つの解答、毎回裏切らないよねえ。



そんな息子は高校3年間、毎朝学校にいく前に「いやー、オレは幸せ者だ、最高ー!」の一言を言っていたのを思い出します。
これを言葉にしていた息子には、数々のミラクルが起きましたよ。



物ごとを考えすぎる私には、息子の言っていた言葉を思い出すのでした。



シンプルイズベスト



それではまた、ごきげんよう♪





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