mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

御用納めでした。

12月28日(火)は公務員の御用納めの日です。
とは言え、昨今は簡単なもので、私の学校においても同様で大して感慨はありません。
お昼に茶話会をやるのですが、参加しない方もおられて、先生方のまとまりというか団結力といったものは全く感じられません。
管理職も積極的に参加するわけではなく、教職員の機嫌をとっているような感じです。
しかしお上(教育委員会)からのご達しには敏感で、そちらの意図をくむのに神経を使っているなあという気がします。
おかげで今年の冬休みは、私たちは「観点別評価」という宿題が出されていて、ゆっくりとはできない状態です。

文科省が推し進める評価法を、私たち現場の人間が落とし込んでいくのは当然のことです。そうでなければ公教育は成り立ちません。
しかしその文科省の推し進めることは、現場の声を聞いてなされているのか疑問に思っています。
理念だけが先行していませんか?と言いたくなります。
日本人として自覚と誇りを持つような教育はどこに行ったのでしょうか?
歴史や文化、聖徳太子の十七条憲法や冠位十二階の精神、五箇条の御誓文、教育勅語がどのように作成されたかなど、
教えるべきことはもっとあるように思います。
個人主義というと聞こえはいいですが、結局それぞれの“欲”を容認しているだけのことではないのかと思います。

新しい一万円札として登場する「渋沢栄一」は、“公”の精神に徹底した方でした。
京セラの稲盛和夫会長は、利他の精神で生きておられます。
そちらの方が日本人の感性にフィットするのではないでしょうか。

年の瀬に考えることを書いてみました。
皆様、よいお年をお迎えください。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する