ラ マンジャトリーチェ/La mangiatrice

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【レッスン報告】2021.9月のレッスンが終了しました。

Ciao a tutti!!(チャオ!! みなさん!!) La mangiatriceのIKUKOです。

キリっとシャープな空気が肌にあたると「あ、秋がやってきたな」と感じます。
街の緑も紅葉づいてきましたね。では9月レッスンのレポートです。

9月は緊急事態宣言期間ということもあり、いつもの会食は控えテイクアウトスタイルでレッスンをおこないました。
秋の気配を感じつつもまだ夏野菜が楽しめそう。おナスやズッキーニを使ったメニューをご紹介です。

~カポナータ~
シチリアの定番中の定番郷土料理の一つカポナータ。地域ごとに「カポナータ〇〇風」と地域に根差したメニューですね。地域や家庭ごとにそれぞれこだわりのレシピを持っていて、2年前のシチリア滞在でも何度もカポナータレッスンを教わりました。
今回はシラクーサのマンマから教わったレシピをご紹介。
たくさんの食材が入っているけれど、それぞれがもつ食材の特徴を生かしつつ全体のまとまりが整っているのは、オリーブオイルでしっかりとコーティングしながら火を通していったから。
多様な歴史や文化を背負うシチリア。お料理にも歴史や文化を感じさせてくれて、レーズンや松の実などが入っているのもユニークなところ。

出来立てよりも、時間が経った方が味がなじんで美味しい、というのもテイクアウトにピッタリでした。

~ズッキーニのパルミジャーナ~
家庭菜園でズッキーニを育てている、というご家庭が多くなりましたね。
気づくと何本もなっていたり、ジャイアントズッキーニになっているなんてことも(笑)。
たくさん収穫できた時は、パルミジャーナにしちゃいましょう!!
もともと、タンパクな風味のズッキーニ、チーズやハーブの力をかりて重ねてオーブン焼きに。

ズッキーニの風味を凝縮させる下準備をして、重ねてみたら、あんなに大量にあったズッキーニがこんなにコンパクトに!!とみなさんびっくりされていましたが、このひと手間で味に奥行きが出ますので、ぜひ大量のズッキーニを手にしましたら作ってみてくださいね。

お野菜のカサを減らし、たくさん消費できるように調理するのが得意なイタリアならではの二品でした。

~不細工だけど美味しいクッキー(ブルッティ マ ブォーニ)~
イタリアを代表するドルチェと言えば、ティラミスやパンナコッタを思い浮かぶ方が多いですね。
でも「イタリアらしいな」というイメージでは、このブルッティ マ ブォーニだと思うワタクシ。
ネーミングもユニークですし、作り方も難しくなく分量もアバウト、、。(お菓子って化学、というくらい分量や工程が大事って言いますもんね。)
華のある洗練されたフランス菓子に比べたら、茶色いし焼きっぱなしだし、そもそも名前に「不細工」ってついてるし(味)。
でもですよ、そこが粋だな~、しゃれてる!!って感じるんです。しかも美味しいんですもん。素朴なのに、やめられない魅惑的で危険なドルチェ。
しっかり甘いですが、ナッツやシナモンの香りもしっかり感じるクッキー。
お家時間の一助になればいいな、と思います。

カレンダーがスリムになってきていますが、もう少しの間、夏野菜も楽しめそうです。
ぜひ、おナスやズッキーニが入りましたら、作ってみてくださいね。

◆お料理画像はこちらから
https://home.tsuku2.jp/storeGallery.php?scd=0000096430

ではまた、次回のメルマガをお楽しみに~
Ci vediamo alla prossima!
Ciao!!

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