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【山本剛志のメルマガVol.016】担々麺の歴史や、通販の味噌ラーメンや
メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
ラーメン評論家の山本剛志です。
このメルマガでは、ラーメンのそのものの情報だけでなく、
ラーメンに関連する色々な話をしていければと思います。
--目次--
1.山本剛志のコラム「担々麺にも歴史あり」
2.おうちラーメン紹介「らーめん楢蔵」
3.ご質問受け付けます
4.SNSやってます
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1.山本剛志のコラム「担々麺にも歴史あり」
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「ラーメン」が中華料理から日本流にアレンジされたものであるように、「担々麺」にも歴史がある。「担々麺」が生まれたのは、19世紀半ばの中国四川省。天秤棒の片側に七輪や鍋、もう片側に食材や食器などを吊るし、それを担いで売り歩いていた。スープを持ち運ぶことは考えられてなかったので、「担々麺」とは、茹でた麺にタレをかけて食べるものだった。そして、「担」いで売っていたので「担々麺」。日本では「坦々」という言葉から「"坦"々麺」という表記を見かけるがこれは誤り。パソコンやスマホの変換候補に入っている為か、なかなかこの誤記が訂正されない。
「担々麺」が日本で定着したのは、1958年創業の「四川飯店」で腕を振るった陳健民氏の影響が大きい。コースの締めで出していたスープのない担々麺が残される様子をみて、ラーメンのようにスープを加えて量を増やした「担々麺」を登場させたところ、人気メニューとして定着した。NHK「きょうの料理」の出演時にこれを紹介した事で、日本における担々麺は「汁あり」と認識されるようになった。陳健民氏は他にも「エビチリ」「回鍋肉」「麻婆豆腐」などを日本人好みにアレンジして紹介した。息子さんの陳健一氏を「料理の鉄人」で見た人も多いかもしれない。
そんな担々麺には、更に様々なアレンジが加わっている。代表的な存在は「勝浦タンタンメン」。千葉県勝浦市で、醤油ラーメンにラー油や唐辛子で炒めた玉ネギや挽肉が加わったもので、中華の担々麺で用いられるゴマや芝麻醤を使わないのが特徴。「辛い」という理由で「タンタンメン」の音だけを使ったとされ、勝浦市周辺ではこれが「タンタンメン」と呼ばれている。
また、川崎が拠点の「元祖ニュータンタンメン本舗」で提供される「ニュータンタンメン」も、最近都内でも多く見かけるようになっている。挽肉とニンニクを炒めて、スープと溶き卵を入れて、麺の上にかけるという辛口メニュー。最近は他のラーメン店でもメニューに加えたり、「日高屋」ではこのスタイルに似たラーメンを「大宮担々麺」として提供している(大宮には、日高屋の本社がある)。そして小田原には、とろみの強いスープの上に麺を浮かべた「小田原系担々麺」がある。
そして、最近注目されているのは「汁なし担々麺」。中国では「汁なし」が当たり前の担々麺だが、日本では「汁あり」が一般的になっているのでそう呼ばれている。家にある電話が、携帯電話の普及で「固定電話」と呼ばれるようになった状況にも共通している。
それはともかく「汁なし担々麺」には二つの流れがある。一つは本格的な四川料理店が日本でも広まり、汁なし担々麺に触れる機会が増えた事。ここではもう一つ、「広島汁無し担担麺」の一大ブームについて紹介したい。
広島市のラーメン店「きさく」が限定メニューとして2001年に提供した汁無し担担麺が話題を集め、長野県のラーメン店「くにまつ」店主が広島で食べた事で刺激をうけ、広島に移転して汁無し担担麺を提供。そのレシピを公開した事で、ラーメン店だけでなく、多くの汁無し担担麺専門店が誕生した。中でも「キング軒」は、2015年に東京に出店して店舗を広げている。広島市内では提供店も多く、豚骨醤油味の「広島ラーメン」、激辛の冷たいつけ汁で食べる「広島つけ麺」に続く広島市で3つ目のご当地ラーメンとも言われている。その場合は、「日本で一番新しい、21世紀生まれのご当地ラーメン」となる。
「激辛ラーメン」は人気メニューの一つだが、四川料理では山椒も積極的に使われていて「辛さ」と「痺れ」が共に楽しめる。唐辛子や山椒の量を選べる店も多く、好きな辛さと痺れを楽しめるのも、担々麺人気のポイントになっているのだろう。
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2.おうちラーメン紹介「らーめん楢蔵」
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私も代理店として活動している「ツクツク!!」のショップにある「らーめん楢蔵」の味噌ラーメンを注文して、作って食べてみました。味噌ダレをお湯で溶き、茹でた麺を入れるだけでも十分に満足できました。今回はそちらに炒めたモヤシと挽肉をプラスしています。
<商品はこちら>
「味噌ラーメン3食入り」
https://ec.tsuku2.jp/items/70020150662202-0001?t=3&Ino=000010703600
「味噌ラーメン5食入り」
https://ec.tsuku2.jp/items/20210419051213-0001?t=3&Ino=000010703600
<写真はこちら>
詳しい話はブログにまとめました。こちらもご覧ください。
https://ameblo.jp/ramania/entry-12692293297.html
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3.「ご質問受け付けます」
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このメルマガで語ってほしいテーマ、知りたいことなどがありましたら、
以下の「ショップページ」の「お問い合わせ」からご連絡下さい。
https://home.tsuku2.jp/mypage/msgReceiveBoxDetail.php?targetUsr=0000129018
なお、「お薦めラーメン店を教えてください」というご質問も受け付けますが、
その場合は「エリア」「あっさりorこってり」のご指定をお願いします。
絞り切れないので(笑)
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4.「SNSやってます」
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以下の通り、SNSやブログもやっています。フォローいただければ幸いです。
Instagram:https://www.instagram.com/rawota/
Facebook:https://www.facebook.com/RamenYAMAMOTOTakeshi
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クラブハウスも、たまにやってます(rawota)
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編集後記:いろいろな事で忙しいのですが、整理できない性格なので大変な事になってます…
発行:合同会社山本たけし総合事務所
サイト:https://tsuku2.jp/yamamototakeshi
E-Mail:officeyamamototakeshi@gmail.com
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