善徳山農園

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畑を目の前にして。

前回まで、廃菌床、チップについて書きました。何故そんなものを入れるのか。そう、地球誕生から作り上げられてきた土壌に戻すというか本来の土になれば農薬肥料は必要ないのではないかとの仮説です。

 人工的に大量廃棄されるものとしてモミガラがあります。最近は稲作の早いのは八月末にはモミガラが出始めます。田んぼをやる農家が減って何処にもあるものから探すものに変わりました。新しいものを畑に入れるロータリー、トラクター、管理機で土に入れます。あまり深くは入れません。これもまた野菜の根っこの張が良くなります。モミガラが一番有効なのはモミガラの燻炭でしょうね。お米の収穫が今月の後半から本格化します。そのまま畑に入れてもいいのですが燻炭にすると働きが多用になります。

※農家さんからフレコンバッグでもらってきます。丁度脱穀といってお米からモミガラをはぎ取る工程に予定を合わせます。私の場合軽トラにフレコンを二つ載せます。これを下して焼き始めます。朝から始めて全体が大体黒くなるのは翌日の未明。ほっぽかしておけば灰になってしまいます。真っ黒になったモミガラに大量の水をかけます。表面から煙が出なくなったら上から破れのないビニールで覆います。ビニールのすそに土を被せます。中の火は燃えていますから酸素がなくなれば消えます。ところが隙間があると火が消えずに燃えてしまったり、消えたつもりの燻炭を袋に詰めて四五日後に火が出て肝を冷やしたこともあります。朝火をつけてビニールを被せる、この時は翌日の未明。危険が伴いますので良い子は真似をしないようにしてくださいね。まあ、田舎だから出来るけど、町中じゃ苦情噴出、消防と保健所がとんできますからね。

伊豆の声かけトマトの安井さんが教えてくれました。苗を植え付けるときに一掴み苗の下にいれてあげます。これやると植えた苗がすぐに燻炭を突き抜けて根っこが活着します。家庭菜園で何か作ろうと思ったら秘策だよ。家の植え付けは全てこれやります。人によっては微生物の住処だと言う人もいますが私は地中電圧が高くて野菜が喜んでいると思っています。
今年の春じゃがが凄かったのはまさしくこれ。

畑に直径一メートル深さ一メートルの穴を掘り下から30センチに燻炭を詰めて埋め戻す。これも有効。カタカムナの楢崎皐考案の畑イヤシロチ化の秘策です。

種まき後にマルチ代わりに薄く播くのも良し。めちゃくちゃ便利。ホームセンターでいくらするか知りませんが貴重なものですよ。昔の人はすごい知恵をもって畑を発酵循環させてつちを活かして来たのがわかるよね。マイナスイオンもぶんぶんですよ。そりゃ、いいもんがとれそでしょ。

今は慣行農法一所懸命やればやるほど環境破壊と病気になる元をつくっているのですよ。悲しいね。家の一番下の孫がキュウリが美味いと沢山食べたのに近所からもらったきゅうりは見向きもしないと、娘が売れ残りでもいいで頂戴と言って来ましたよ。はは、じいちゃん冥利ですな。自分を生かしている力そのものを畑に使う、この昔から我々の先輩たちが積み重ねてきた考え方と先輩たちがまだ気が付いていない新発見の物理もののことわりを組み立てて滅茶苦茶美味い野菜を作りたいし、皆さんが自分で食べるものは自分で作る習慣を持ってもらいたい。

食料危機、フードクライシスは目前です。自分の体は自分んで守ろうね。

今朝は四時起きでメルマガ打ったんだけど消えてしまいあきらめてニンジン畝四列太陽熱処理ビニール掛けて再挑戦で今、発行します。最後まで読んでいただきまして有難うございます。下手な文章ですが感想などあったら教えてくださいね。今日も暑くなりそうです。巧みに涼を取って張り切ってまいりましょう。

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