善徳山農園

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善徳山農園、大層な名前ですが。

初めてメールマガジンというものを書いてみます。
まずは、農園の名前についてです。

先日。浜松から自然栽培30年の先輩が訪ねて来てくれました。
ずいぶんと大層な名前つけたじゃん。

いやあ、俺も知らなかっただよ。
数年前に亡くなったおじさんから聞いただよ。
お前んとこは「ぜんとくやま」って言うんだよ。
どんな字でえ。
善悪の善に徳川家康の徳だ。
本当け。すごい名前だな。

家の前を走っている道路は今県道69号線。
昔は二級国道一五〇号線。
昭和一五年、開通。その際この山を崩して道路にした。

近辺には、五郎助山、惣兵衛山、長山等高くても一五メートル程の小山が点々とあった。
私が小学校に通う時分は小さな山々をつなぐ小道があって通った。

ところが家の親もそんな事は教えてくれなかった。
今の私より一〇年も若い年で亡くなった。

初めて「善徳山」を聞いた時は感激した。

地名、それは途轍もない長い間の言い伝え、揺るぎない歴史を語ります。
しかしなぜその名前なのかは、そこに関わる人達によって伝えられます。

昔、古田武彦、もうお亡くなりになりましたが。
著書に、、九州大宰府天満宮の裏に「紫宸殿」の地名あり。
との一節がありました。紫宸殿やたらに付けられる地名ではありませんね。
御所です。しかるべき方がいらした証拠です。

治乱興亡、栄枯盛衰はあれども地名は残るのです。確固たる事実を物語っています。


先住の先輩たちはどんな気持ちでこの「善徳山」とよんだのでしょうか。

完全に忘れ去られようとしていた地名がふとした縁で復活したのです。

私達が忘れてしまっていた大切なものを生き返らせる。
こんな壮大なロマンを熱く想い

  「善徳山農園」

と名付けました。
日本全国ここだけでしょう。

グーグル検索一発で一番です。
よろしくお願いいたします。

園主  水谷正寿

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