元校長社会福祉士上村伸雄|うっのまいサロン

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その日暮らしは止めんな!

おはようございます 社会福祉士の
ノブちゃんです

「その日暮らしは止めんな!」この
言葉は,昭和44年5月教員成り立
ての時,教頭先生から言われた言葉
でした。この学校は,1学年1学級
全学年6学級,次年度は統合して閉
校になる○○小学校○○教場と呼ば
れていました。校長は本校に1人,
4校の教場の内,他の3校は教頭の
みで,私の学校もその一つでした。

私はこの学校の5年担任として着任
しました。初めての先生業,24名
(男13名,女11名)の子供たち
を前に,自分が小学校時代の先生は
,授業をどうしたかなと思い出しな
がら毎日手探りでした。週末には週
案を教頭に提出し,今週の授業の様
子,次週の授業案についてチェック
を受けていました。この週案を見て
「その日暮らしは止めんな!」言わ
れたのでした。というのはその中身
がほとんど空欄で,簡単に○○と書
いただけで,具体性,計画性がなか
ったからではないかと思います。

この言葉は心に深く刻まれ,その後
の教員人生の大きな指針となり,今
でも忘れられません。何かしている
とふいに,「その日暮らしは止めん
な!」と言う言葉と言われたときの
教頭先生の顔が浮かんできます。

この言葉とある会合の開会の挨拶で
言われた「怠け者は愚痴を語り,努力
するものは夢を語る」という言葉を
聞いてから,いいなと思った言葉は
忘れないようにメモするようになり
ました。このメモ帳はもうボロボロ
になっていますが,今も大事にし,
気づいたときにメモしています。
その中にある好きな言葉の一つは,
井伏鱒二が中国の漢詩を訳した

「花に嵐のたとえもあるぞ,
    さよならだけが人生だ」







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