志賀島のいちごと果樹/宮本宗吉農園

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やってますよ!宮本宗吉農園!!

 皆さま、元気に過ごしていらっしゃいますか?宮本宗吉農園の佐古でございます!

 新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、Withコロナに向けての第一歩が本格的に始まった感がありますが、昨年から私たちの社会も新しい時代への第一歩が始まっているようです。
人の生き方も変わってきているようで、当園の常連さまにも「テレワークが可能なので福岡に引っ越してきました。」とか、「自分で在宅の仕事を始めようと考えている。」とおっしゃる方がいらしたり。と働き方が変わりつつあるようです。働き方が変われば当然人生も変わっていくのでしょうね。
 かくいう私も5年前に脱サラして農業に従事し、人生完全に変わっていますからね。

 さて、現在の農園の様子なのですが、イチゴの一番成りも終盤に差し掛かり二番成りが出始めているもしくは真っ盛りという状況です。
Facebook:shikanoshima158やInstagram:@158sakoで当園の様子をご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、イチゴの成り方をちょっと説明させていただきますね。

イチゴの一番成り :
一番最初に出てくるイチゴたちのことで、その中でも一番先に大きく赤くなるのが「頂果」といいます。当園では12月後半から出始めます。
その脇から数本の果梗(カコウ)というツルが出てきて、先端にイチゴが成っていきます。概ね4-5本の果梗に10数個のイチゴが成ります。
当園では「玉落とし」といって、10数個のイチゴを5-6個に減らして育てます。
そのまま沢山のイチゴを成らせると収量は多くなりますが、当園では収量よりも大きさと味にこだわりたいので玉の数を減らします。イチゴの栽培本によりますと、数を減らしても大きさには影響ないとありますが、先代からの言い伝えなのと、少人数での管理を考えると収量を増やすよりも、イチゴの手入れを優先しているという次第です。味も違ってきます。

イチゴの二番成り :
読み通りの意味で、二番目に成るイチゴたちのことです。同じ株の一番成りとは別の場所から果梗が出てきてイチゴが成ります。
後は連続して三番成り四番成りとイチゴが出てきますが、現在立て続けに花が咲き始めているところです。
現在はイチゴが株別れしてそれぞれに果梗が出てきますので、凄いことになってきています。
大量のイチゴちゃんたちが押し寄せてきますので、その時は皆さまヨロシクです!

 通常であれば、一番成りはとっくに終わっているはずなのですが、当園では未だに一番成りが出ています。
「何~でか?」
それは、当園のビニールハウスの中で暖かいところと寒いところがあるからなのです。
寒暖の差が激しいのです!
えーっ!ビニールハウスの中って暖かいんじゃないの?と、お思いの方が多いと思います。
私もそう思っていました。が、実は違うのですよ。

 ビニールハウスの入り口付近やビニールハウスの四方は冷たい外気が近かったり、隙間風が入ってくるため寒くなってしまうのです。
それを防ぐためにビニールを二重に張ったり、内側のビニールの上から地下水を流して水温で内部を温めたり、重油燃料を燃やして暖房を入れたりして温度を維持します。
当園はハウスの構造上の問題もありますが、そういった対策を取らずに栽培をしています。
そのお陰でイチゴの成長速度に差が出てしまい、長期間に亘って一番成りが収穫できるのです。
同時に成るよりも、私たち夫婦とおばあちゃん3人での収穫作業には丁度良いペースなのです。
人もイチゴもストレスフリー!なのです。
別名「結果オーライ!」

 それともう一つ、寒いと良いことがあるのです。
イチゴがゆっくりと育ちますので、赤くなる前にどんどん太って大粒になるのです。お店ではあまり見かけないような大粒のイチゴって、出会ったときに「うわー!」ってなりますよね?その「うわー!」って驚いていただきたいのです。
もちろん小粒イチゴもありますのでNHKアニメの「おじゃる丸」に倣って「小さいものクラブ」パックをご用意しています。因みに、大きくても小さくても味は同じです。大きい=大味は当てはまりませんのでご安心くださいませ。

皆さん!どーんどん宮本宗吉農園通になっていってますね!!

栽培の現場と召し上がっていただく皆さまとがイチゴを通して繋がっていく。食べるだけではなくて、その背景まで知ることで絆が強まっていけば、イチゴも一味変わってくるのではないでしょうか?
 

 先月2月21日(日)に福岡市中央区今川にある「鳥飼八幡宮」さまで開催された「福マルシェ」に出店させていただきました。一年ぶりの出店となりましたが、凄かったです!
9時30分の開場前から行列ができ始めて、30分でお取り置き分を除いて完売となってしまったのです。皆さま、本当にありがとうございました。
2018年から開催されている「福マルシェ」ですが、地道な活動で定着してきているようです。
こだわりの農作物や飲食店が集まっていることも人気の一つだと思います。何と言っても、街中にありながらのあの落ち着いた風情は、「また来たい!」と思ってしまいます。
 その時に購入できなかった方にも後日志賀島でばったりお出会いすることができて、イチゴを求めていただきました。ありがとうございました!

3月は3月21日(日)9時30分~14時に同じく鳥飼八幡宮で「福マルシェ」が開催されます。3月も出店予定ですので、皆様是非お越し下さい。https://fuku-marche.com/
FacebookやInstagramでも福マルシェからの告知がありますのでご確認ください。

また、4月3日(土)、4日(日)には福岡市東区の海の中道にあるザ・ルイガンズ. スパ&リゾートにて「青空マルシェ」が開催されます。当園のご近所さんなのでもちろん出店させていただきます。
同じく福マルシェ実行委員会が主催してくださいますので、こちらも楽しいイベントになると思います。水族館や海浜公園も隣り合っていますし、楽しい場所です。
昨年、私たち夫婦の結婚記念日にランチをしに行きましたが、目の前に広がる博多湾と芝生の広場。とても気持ちの良い処でした。

コロナ禍という状況の中ですが、人との距離を保ちながら人との触れ合いを楽しむ。そんな時間が共有出来たら嬉しいですよね。

それともう一つ!
通常は志賀島にある志賀海神社の駐車場で、販売やお手渡しをさせていただいていますが、松崎3丁目にあるローソン松崎三丁目店(〒813-0035 福岡県福岡市東区松崎3丁目1−5)でもオーナーさまのご厚意で販売させていただくことになりました!ウェーイ!!いいねっ!
こちらは川沿いのとても気持ちの良い処です。
現在はイチゴが端境に入っているため量が少し減っていますので、もう少し増えてからお邪魔させていただく予定です。
志賀島も良いところですが、皆さまに近くなりますので、是非ぜひお越しくださいませ。
出店時にはSNSでご案内させていただきます。週一回を計画しています。

※※※※イチゴを購入される場合は、是非当園の通販サイトで事前に現地払いウェブチケットでご購入ください。ポイントが付きますのでお得です。コメントにご希望のお手渡し日時を記載してくださいね!お知り合いにも紹介してあげてください。※※※※

暖かくなっていろいろなイベントも開催されるようになると思います。
コロナウイルスの感染予防は、自分が感染しない!というよりも、人を思っての感染予防でなければ本当の予防に近づけないように思います。
自分のためだけだと、「ま、いいか?」とどこかで力が抜けてしまいますもんね。

マルシェなども少しだけ雰囲気を楽しんで、買ったものを自宅で楽しんでいただけたら幸いです。
自己責任というよりも他人に対する責任だと思う今日この頃。PomPo~m!


宮本宗吉農園もしっかりと人を思って生活をしていきます。
それでは、皆さまにお会いできる日を楽しみにして春を待ちましょう!


何かお聞きになりたいことがあればメールでお問い合わせくださいませ。
shikanoshima158@gmail.com

龍の都 志賀島から愛をこめて
宮本宗吉農園
佐古 仁

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