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142.バラ色に生まれた『BLOODY BOY』
お母さんのお腹から
赤ちゃんが出てきたら
「オギャー」と泣く
というのが当たり前。
それが常識ですけど
本当にそうでしょうか?
【泣かない赤ちゃん】
普通の出産のやり方では
赤ちゃんが泣かないと
産科医も助産師も真っ青になり
小児科医が緊急で呼び出されます。
泣かない赤ちゃんも
また真っ青か真っ白で
元気の良いバラ色ではありませんから
呼び出された小児科も
冷や汗をかきながら駆けつけます。
でもそれって
お母さんとの命綱(臍の緒)を
すぐに切っちゃうから
だったりするのです。
【早すぎる臍帯切断】
通常は出生後すぐにクリップで
臍の緒を結紮して
ハサミで切断してしまいますが
切らないでおくほうが
母子ともに穏やかな
出生後の時間を過ごせるのです。
臍の緒を切ってしまうと
赤ちゃんは自らの肺で
すぐに呼吸をしなければ
ものの数分で死んでしまいますが
臍の緒を繋いだままだと
母とのやりとりの余裕ができるので
即座にオギャーと泣かなくても
全く問題ないのです。
【カンガルーケア】
臍の緒を切らずに
母の胸の上に乗せて
2時間くらい様子を見ていると
赤ちゃんは全く泣かずに
ゆっくりと自身の肺呼吸に移行しながら
落ち着いた時間が過ぎて行くことが多い。
その後に臍の緒を切って
身体計測などをすればいい。
かなり血まみれのBloody Babyでも
ちゃんとした清拭や沐浴は後からやればいい。
【黄疸も貧血も頻度は上がらない】
臍の緒は早く切らないと
日本人は黄疸になりやすく危険だ
なんて説もありますが
そんなのは「やりかた次第」です。
出生後に母より低い位置に
赤ちゃんを置いておくと
重力で血液が赤ちゃんに多く流れてしまい
多血症になり、それが黄疸に繋がります。
逆に、母よりも高い位置で
赤ちゃんが留め置かれると
重力で赤ちゃんの血液が少なくなり
貧血になってしまいます。
すぐに母のお腹の上に乗せてあげれば
高さを同じですから
そういった問題は起こらないのです。
【愛情ホルモンの大切さ】
何か問題がある時は
この限りではありませんが
順調なお産の場合は、臍の緒を
すぐに切らないといけない理由は
どこにもありませんから
ゆっくり母子を見守る対応を
してくれるといいのですけど
管理分娩の常識で
すぐに母と子を切り離して
処置をされてしまうのが常です。
生まれたばかりの段階から
お母さんと赤ちゃんが
しっかり密着することで
オキシトシン(愛情ホルモン)まみれに
なりますし
オキシトシンによって
子宮の回復が早くなり
母乳の出も良くなるので
不要不急の処置は
後回しにしてほしいのです。
必要火急な処置がある時には
できるだけ早い段階で
お母さんと赤ちゃんが
再会してくっつけるようにしましょう。
コロちゃんを理由に
帝王切開にするとか
何日間も母子分離するとか
とんでもない本末転倒ですよ。