自然派ドクター 髙野弘之

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98.僕はこの非力を『嘆いている』

昨年の2月
ダイヤモンドプリンセス号に
乗り込んで有名になった
神戸大学感染症治療学教授の
岩田健太郎氏が
本日(1月10日)付の自身のブログで
「成人式には行かないで」という
タイトルの記事を投稿して
新成人に呼びかけています。

【岩田健太郎氏の記事】

https://georgebest1969.typepad.jp/
(「成人式には行かないで」)

比較的長い文章ですが
要するに
若いおまえらは大丈夫だろうけど
じいちゃんばあちゃんに
うつして苦しめるかもしれないから
自粛しとけ!と。
感染症専門家の自分が太鼓判を押す
最強・最悪のウイルスなのだから
油断するなよ!という内容です。

〜〜〜〜以下引用〜〜〜〜

この文章は、
「成人式には行かないで」という
お願いの文章です。
なぜ、そのような文章を皆さんに
読んでいただきたいのか、今から
その理由を説明します。
理由は新型コロナウイルスです。
このいまいましいウイルスがいなければ、
我々は毎年行っている楽しい行事を
楽しくとりおこなうことができたのです。
が、残念ながら今はその時期ではありません。
すべてはこのウイルスのせいなのです。

〜〜〜〜引用終了〜〜〜〜

「いまいましいウイルスがいなければ」
ではなく
「いまいましい専門家がいなければ」
の間違いでしょう。

「すべては煽り続ける専門家のせいなのです」

【成人式には行けばいい】

なぜ、感染症専門家たる人間が
若者の行動を抑制するようなことを
言う必要があるのでしょうか?

ウイルスの知識に関しては
尊敬に値するのかもしれませんが
その応用に関しては全然ダメでしょう。

このような人たちが幅を利かせて
その意見に納得する人が結構いるんだろう
と考えると嘆かわしくてしょうがない。

でも、大学教授で感染症専門家が
理論的に話をしていれば
すっかり信用しちゃいますよね。

【今すぐに方向転換すればいい】

もう1カ所だけ引用しておきます。

〜〜〜〜以下引用〜〜〜〜

ぼくは去年の2月に
ダイヤモンド・プリンセス号という
クルーズ船に入ったことがあります。
そのとき、ある厚労省の官僚に
感染対策の不備を指摘したのですが、
彼は不満そうな顔でぼくにこう言いました。
「だってもう、決めたことだから」。

もう決めたのだから、判断は変えられない。
それは危機管理の考え方としては間違っているのです。
いついかなるときでも、「決めたこと」の方針転換が
できる、より正しい判断で危機を回避する。
本来であればこれこそが「大人」のとるべき判断だと
僕は思うのですが、非常に残念なことに日本の感染対策は
必ずしもそうなっていない、と申し上げざるを得ません。

〜〜〜〜引用終了〜〜〜〜

いついかなる時でも
「決めたこと」の方針転換ができるのが
大事だ、というのは全くそのとおりです。

しかし「大人」の取るべき判断は
子供や若者まで巻き込んで
さらなる自粛を求めることではありません。

「新型コロナウイルスを気にしない」
というふうに皆が“意識(考え方)”だけ
変えられれば、今この瞬間にでも
元の世界に戻るでしょう。

十日戎(とおかえびす)で大勢が
ひしめき合って福男になるために
猛ダッシュしたり
成人式で猛者が大暴れしたりする
あの世界に。

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