自然派ドクター 髙野弘之

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93.まだ飛べない『雛たち』みたいに

この冬は
これまでのシーズンに比べて
インフルエンザと診断される人が
激減しているわけですが
人間界のでインフルエンザ患者が
少なくなっているとされる一方で
昨年11月以降、異例のペースで
「鳥インフルエンザ」の発生が
全国各地で相次いでいます。

【蔓延する鳥インフルエンザ】

最初に鳥インフルエンザの
発生が確認されたのは香川県で
その後は高知・徳島・福岡・宮崎・大分・
広島・岡山・兵庫・奈良・和歌山・滋賀・
千葉・岐阜、14県の30か所以上の養鶏場で
発生しており、ニワトリの殺処分は
500万羽ほどに上る見通しとのこと。

検出されているのは
H5N8型の高病原性インフルエンザウイルスで
埼玉県のときがわ町では12月23日に
発見されたフクロウの死骸から
このウイルスが検出されたそうです。

2019年からヨーロッパ等でも
ちらほら発生が報告されていた
新型のウイルスですが
今のところ、このH5N8型の
鳥インフルエンザウイルスが
人間に感染したという事例は
報告されておらず、WHOは
人間が感染するリスクは低い
としています。
しかし、蔓延すると
鳥から人間にうつるケースが
出てくる恐れもあるので
警戒はすべきである、としています。

【自然から離れる弊害】

ヘタすると新型インフルエンザとして
猛威を振るう可能性も無いわけではない
のですが、こちらに関しては
TVのニュース等では
こわい怖いと煽ったりは
していないんでしょうかね?

殺処分を余儀なくされる
養鶏家の皆様の心中は
察するに余りありますが
人間の都合で処分される
鶏達のことも考えてみてはどうでしょう。

このようなウイルスが蔓延したり
すぐに広がったりするのは
ニワトリを雛の頃から
自然とは
かけ離れた環境に置き
密集した密室で飼育していることに
問題があるのではないでしょうか?

人間もそうですが
自然から離れれば
様々な病気になりますよ。

新型コロナや新型インフルエンザは
天(自然)からの警告でもあるのでは?

そろそろ、そのような考え方で
悔い改める方向に転換しないと
仮にコロナ騒動を乗り越えたとしても
二の矢・三の矢が飛んでくることでしょう。

岡本よりたかさんも
昨日のFBで
そのようなことを
投稿されていましたので
リンクしておきます。

https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/posts/3618948808186265
(「過密のない暮らし」)

「都会でしかできない商売に固執せず、
日本全国に散らばり、多様性を認め、
過密のない暮らし方をすれば、自ずと
病やウイルスは激減していくだろう」

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