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メールマガジン バックナンバー
92.『傷んで』いる
三が日も終わりましたが
皆様はいかがお過ごしでしたか?
今年は帰省はおろか初詣ですら
はばかられる状態でしたから
おうちでゴロゴロ・パクパクして
おまけにビクビクまで加わった
お正月だったりした人も
多かったのかもしれません。
【腸を傷める生活】
ゴロゴロ・パクパクで
脳は満足するかもしれませんが
身体、特に腸は相当傷んでいる
かもしれませんよ。
オリラジあっちゃんのYouTube大学は
相変わらず面白くて分かりやすいですが
最近更新されていた動画で
けっこう踏み込んだことまで
はっきりと言ってくれているので
リンクして要約してみます。
https://www.youtube.com/watch?v=iBUAxbLYoxs
(中田敦彦のYouTube大学【最高の体調①】)
ここからは上記のYouTube大学で
語られていることをピックアップして
文章にしただけです。
そこそこ長くなってしまいましたし
動画を見た方が早いし分かりやすいし
面白いので是非ご視聴ください。
【腸を守って慢性の炎症を防ぐ】
疲労・不眠・肥満・注意力散漫・うつetc.
それらは全て「たった一つの原因」による。
文明の進化と
人体の進化の
ミスマッチで
起きていることであって
あなたのせいではない。
色んな不具合が出ると
病院に行って個別の処置
(薬を飲んだり塗ったり)をしているが
「文明病」と理解したうえで
根本を治療しなければならない。
生活の仕組み全体を変えることで
ミスマッチと対決していこう。
それが分かっていないから現代人は
あらゆる文明病に陥っている。
そして文明病の(肉体面での)正体は
全て「炎症」である。
炎症とは細胞レベルで火事が起こっていること。
傷付いた部分を修復する過程である。
ケガをして傷が痛んだり赤くなったり腫れたりとか
風邪を引いて熱が出たりノドが痛くなったりするのは
分かりやすい火事だが
文明病では分かりにくい慢性炎症が起こってしまう。
ボヤがずっと続いている状態。
それが慢性的な不調として現れてしまう。
慢性炎症の3つの大きな原因が
①多すぎる「カロリー」
②少なすぎる「睡眠」
③新しすぎる「孤独」
それに対する3つの対策は
①腸を整える
②環境を整える
③ストレスを軽減する
腸に関しては
免疫システムの要である。
「悪いものを食べたり
飲んだりしている皆さん!
あなた方が今も生きているのは
腸のおかげでなんですよ。
腸にはホント毎日、最敬礼!
毎日3回礼拝しても
足りないくらいだ。腸さんと
呼んでいただきたい」という
あっちゃんの意見には
諸手を挙げて賛成です。
腸は「整えた」うえで「もてなす」。
「整える」ために大事なのが
『抗生物質に注意』
『抗菌・殺菌のしすぎ注意』
ここは常々わたくしが
口を酸っぱくして言っていることです。
常在菌をダメにしている心当たりが
ある人に関しては
プロバイオティクスとして
ビオフェルミンやビオスリーを
勧めていますが、菌を補うのであれば
他に良いものがありますよ!
うちのクリニックの隣で売っている
豊受御古菌も凄く良い味方になって
くれますが匂いがものすごいので
素人にはお勧めできません(笑)
「もてなす」ための
発酵食品と食物繊維も
もちろん良いものですが
発酵食品の代表として
動画でピックアップしている
納豆・キムチ・ヨーグルトは
少々異論あります。
食物繊維は善玉菌の支援者。
それをエサに免疫システムが動く。
リンゴ・キノコ・ゴボウ。
リンゴのくだりは面白いので
是非ご覧になってみてください。
「脳 vs 腸、どうぞラーメン屋へ」
そして、避けるべきものとして
ファストフードを挙げています。
「絶対いけないのが
ファストフード!
これがマズイんですねー…
脂質と糖が異常にあるわけです。
ファストフード業界って何を狙っているか
ちゃんと見極めてくださいね。
なんであんなウマいんだ、と。
なんであんなに昨日食べたものが
忘れられないんだ、と。
本能に訴えてるんですよ。
この文明病を強烈に刺激しているから
あんなに儲かってるんですよ」
所属している会社を辞めたら
ここまで言えるんですね(笑)
さらに最も気を付けなければいけない
油としてトランス脂肪酸のこと。
保管が簡単で安く作れるだけで
皆さんのためを思って作られた油ではない。
売る側の会社のことを考えて作られたもの。
「金さえ手に入ればいいんですよ。
自己責任で体ブチ壊してくださいね皆さん
という、ビジネスのために作られた油」
摂取する油の1%でもトランス脂肪酸に
切り替わると悪玉菌が激増する。
悪玉菌製造機、それがトランス脂肪酸。
「あなたが摂取する油はどんなのものなのか
ちゃんと見えている油物を食べてください。
見えない時には警戒してください。
それがもしトランス脂肪酸を含むのであれば
一目散で逃げてください。
そいつは最も悪い奴の手下ですからね」
もちろん、スナックやジュースも。
本能に訴えられているんだということを
分かったうえで遠ざけるということが大事。
腸を守ることで慢性の炎症を解消し
様々な不調から解放されましょう。