自然派ドクター 髙野弘之

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87.けれど最後まで『覚えられない』

最近はどこでもコンビニが
乱立していますけど
来年にはかなりの店舗が
つぶれるのではないかと
言われています。

コロナ禍の煽りで
これまでなんとなく
ごまかせていたことの
しわ寄せが出てくるでしょうね。

【バイトの思い出】

大学生時代に3カ月間くらい
コンビニでアルバイトを
したことがあります。

土曜日の23時ごろに入って
翌日のど自慢が終わるくらいまでは
働いていたので
労働基準法には引っかかりそうですし
時給も安かったけれども
バイトの時間はとても楽しみでした。

もう30年近く前になるので
その頃はコンビニ業務も楽なもので。

今みたいに、支払い方法を確認したり
ポイントカード持ってないか聞いてみたり
水道代などの支払いを請け負ったり
チケットの払い出しをしたり
宅急便の扱いをしたり
袋が要るか要らないか尋ねたり
みたいな煩雑な手間がありませんでした。

比較的単純な業務でしたが
当時は自分自身が
コンビニを利用することは
あまりなかったもので
お弁当に割り箸を付けるとか
ゼリーにスプーン付けるとかは
たいがい忘れてました(笑)

今の店員さんは
いろんな業務をしっかりこなす上に
ちゃんと箸もスプーンも適切に
付けてくれるから偉いですよね。

【覚えようとも思わない】

ただ、今の方が楽でいいなと
思う点が1つだけあります。

タバコを番号で買わせることです。

バイトしていた時に
最もイヤだったのが
タバコを買われることでした。

どの銘柄が
どこに置いてあるのか
最後まで覚えられなかったのです!
父親がずっと吸っていた
ショートホープの場所だけは
理解していたのですが。

興味の無いことは
いくら繰り返しても
覚えませんよね(笑)

【免疫の話】

さて、覚える覚えないといえば

菌やウイルスが身体に入った時には
免疫機構が対応するのですが
その記憶を残す仕組みを
「免疫記憶」と呼びます。
ある感染症に罹った後に
ほぼ一生ものの免疫が残り
二度と発症しなくなるのが
「終生免疫」です。
つまり生きてる間ずっと
対応方法を記憶するのです。

ウイルスでは
麻疹(はしか)や風疹(三日ばしか)
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
水痘(みずぼうそう)
細菌では
百日咳やジフテリアが
終生免疫ができる
とされている感染症です。

それに対して
インフルエンザウイルスや赤痢菌などは
頻繁に遺伝子の変異を繰り返すため
罹患して治った後も
何回でも繰り返し発症する
可能性があります。

【風邪のウイルス】

「風邪(かぜ症状群)」の元になるのは
9割程度がウイルスであるとされており
ライノ・コロナ・RS・
アデノ・インフルエンザ・
パラインフルエンザ・
ヒトメタニューモetc.…と
多種多様なウイルスが関与します。
現在分かっているだけでも
200種類以上のウイルスが
関係しているとされています。

そしてさらに
それぞれのウイルスに
いろんな型があり
ライノウイルスだけでも
おそらく数百種類の血清型が
あるだろうと言われていますが
「あるだろう」というレベルで
現代の科学をもってしても
解明しきれていないのです。

そのうえ
それぞれのウイルスが
時々変異までするのですから
免疫機構の記憶力だけでは
風邪を引くのを
避けることなんて
一生できないでしょう。

しかし、赤ちゃんの頃から
様々なウイルスに触れ合うことで
対応方法は覚えていくのです。

セブンスターの銘柄の違いが
なんとなくでも分かっていると
新発売のセブンスター・メンソールが
棚に並んでも判別はしやすいのです。

感染を避ける、と言う名目の元
マスク・消毒・除菌・殺菌・
ソーシャルディスタンス
ってやっていると
いつまでも判別できない人に
なりますから
しっかり触れ合っていきましょう!

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