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大正13年、伊東薬局は?
大正13年のある日
世田谷のはじっこで
1人の青年が小さな小さな町の薬局を開きました。
前年の関東大震災で、まだまだ東京も大変な時期でした。
年号も昭和に移り、堅実で庶民のパワーみなぎる東京で、
コツコツと健康作りに頑張っていました。
その後日本も戦争を経験し、
代田橋も焼け野原・・・。
新宿まで見通せたほどでした。
そんな時代から
日本が大きく成長し、
世界に羽ばたいていく中、
薬局は小さいままでしたが、
お客様との繋がりは大きく広がり、
日本中へ宅急便のお世話になるまでになりました。
数えてみればもう少しで百年。
青年の娘夫婦を経て、
孫の三代目が変わらずコツコツ小さく羽ばたいています。
縁起の良い年めざして、
小さいけれど大きな実になる
お話をお届けしていきたいと思います。