自然派ドクター 髙野弘之

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『自由自在』な食べ方

一般的な健診等で伝えられる
離乳食を始めるタイミングは
「早すぎます」

【母乳だけでは不足するか】

母子手帳とか育児雑誌とか
が推奨している
5ヵ月頃から何か
母乳以外の味に慣れさせて
6ヵ月頃におかゆから
食べ始めるってやり方。

医者も保健師もそのように指導しますが
そんな時期に母乳以外の何かを
口にするメリットは
全く無いと思うのです。

6ヵ月にもなると母乳だけでは
鉄分が不足する、とか言いますが
「不足しませんから」

【個人差はありますけど】

母乳の出方が悪くなったり
何か栄養の吸収に問題が起こったり
何らかの病気になったりしたら
その限りではありませんが
1歳頃までは母乳だけでも
充分である子は多い。

一つの目安としては
「生後9カ月」くらいで
「歯が上下とも2本ずつ生える頃」と
お伝えしていますが
それにこだわる必要もなく
適切な開始時期は
個人差があるので
ケースバイケース
ってことにはなります。
ただ、できるだけ
ゆっくり始めて
本人の食べ方に
応じて自由自在に
進めるようにしたほうが
良いですよ。

そのほうが親も楽ですし。
上記の目安くらいから開始すれば
わざわざ赤ちゃん用に作らなくても
家族が食べてるものを
分けてあげればいいのです。

【売りたいものがある】

「ベビーフードって使っていいの?」
そりゃ使ってもよいのです!
ただし、母乳だけで充分な状態なのに
離乳食始めたりミルク足したりするのは
むしろ赤ちゃんに必要な栄養の
供給を奪うことになる。

お母さんが良い栄養を補給して
母乳で供給すれば済む時期に
無理に離乳食を始めて
食べるのが軌道に乗ったら乗ったで
作るのが大変な時には
色々と不要なものまで
入っているベビーフードを買って
食わせる必要があるのかどうかは
検討したほうがいいのです。

育児雑誌を読んでみると
「和光堂の栄養士さんに
離乳食の進め方を教えてもらいました」

そりゃ、和光堂の栄養士に聞いたら
早く離乳食を始めろ、って言うに
決まってるじゃないですか!!

加工食品のベビーフードを
作っている会社なんだから。

同じ雑誌の人気記事の中に
「小児科の看護師さんに聞いた!
子供に上手に薬を飲ませる方法とは? 」
というのもあったのですが
そもそも、その薬を飲む必要があるのか
どうかを先に検討した方がいい。

ベビーフード売り場に行けば
生後1ヵ月から
って表記のある
麦茶とか
生後2ヵ月から
の果汁とか
生後5ヵ月になれば
コーン粥だの
野菜スープだの
ホワイトソースだの。

早く食べさせようとする意見が
優勢なのは子供の健康のために
そちら側が優れているからでは
ありません。

1歳まで母乳で育たれたら
誰も儲からないからです。

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