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痛みについて

いつもメルマガを読んでいただきありがとうございます。

だんだん気温も下がってきて寒さを感じる季節になってきました。

来院される患者さんもちょっと調子の悪い方が増えてきたように思います。


そんな時にずっと痛みについて考えていたら、もう一度、痛みについてしっかり確認したくなってきました。


そこで今回は「痛み」について

痛みの種類を調べてみました。


痛みってかなり身近にありますが、全部同じゃないんですよ。


生理学的な痛みは

痛覚

深部痛覚

内臓痛覚

の三つで載っています。


まず痛覚ですが


これは簡単に言うと皮膚の痛みですね。つねったり、たたいたりすると感じる痛みです。

これを生理学的に難しく書くと

電気、化学刺激、機械的刺激、温熱、寒冷等の必要以上に大きい刺激が与えられ事で起こり、

皮膚を傷害して、ヒスタミン等の発痛物質を遊離させ、神経終末を刺激し脳へと伝達して痛みと感じる

だそうです。

うむむ、難しい文章ですね。一気に拒絶感がでます。

まあ、簡単にいうと、

弱い刺激では起こらなくて、あらゆる強い刺激にて起こって

直接神経が痛いと感じるんじゃなくて、痛みを感じる物質を脳まで運んで脳が痛みを感じているって事ですね。


この痛みの症状は

先にするどいく局所的なはっきりとした痛みがきて、遅れて鈍い、うずくような、ジンジンする痛みがくるという二段構えの痛み方です。



次に深部痛覚ですが

これがうちらが関係する筋肉や靭帯や関節の痛みです。

これも痛覚と同じで、痛み物質を脳に伝えて感じる痛みですが、

症状が違くて、最初から鈍く、うずくような痛みが出る事で、位置も特定しにくいのが特徴です。

結構患者さんも、場所がわからないけど、体の奥のほうが痛いっていう表現をしますね。あれがこの痛覚です。


ただ、この深部痛覚の厄介なことは、

この痛みがでた近くの骨格筋を反射性収縮をおこしてしまうって事です。


この反射性収縮が厄介なんです(>_<)


簡単にいうと関節や筋肉、靭帯を傷めると、この痛みにより他の近くの筋肉まで硬くさせてしまうって事です。

これ、関係ないし痛めていない筋肉も硬くしてしまい、関係ないのにその筋肉は虚血状態になり、関係ないのに発痛物質が溜ってしまい

関係ないのに痛みがでてきてしまうんです。筋肉からしたらいい迷惑ですね。

だもんで、この深部痛覚を長くほおっておくと、どんどん周りの関係ない筋肉まで硬く、痛みもでてきてしまい、

痛みは広がる、患部も周りが虚血状態だから治りが遅れる、治っても、周りの筋肉が硬いから関係ない痛みが続くと悪循環なんですね。

この痛みは短期集中で治しちゃった方がいいんですね。

あと、急性期では治るまでの間、湿布や痛み止めで痛みを抑えるのも効果はあると思います。逆に慢性だとあまり意味がないという事ですね。



最後に内臓痛覚です


これは言葉通りに内臓の痛みですね。

これは先の痛みとは違くて、刺激では起こりません。こちらは、器官の急な収縮、伸展でおこります。時に激痛がでますが

基本ははっきりとせず、不快感があり嘔吐、吐き気等の自律神経系の症状を伴います。

また、この痛みの面白いところは、内臓の痛みなのにそれとは違う体の表面に痛みが出る事があります。


これを関連痛といいます。


例でいうと

心臓の痛みが左腕にでたり、胃の痛みが背中にでたり、腎臓の痛みが腰周辺にでたりします。

もっと面白いのは横隔膜の痛みがなぜか遠い肩の先端にでたりします。

こんな関連痛の中でもかなり遠くへと走る痛みを放散痛といいます。なんか体って不思議ですよね。しかもこんな眉唾もんの症状が

生理学の中に載っている事が凄いですよね。ちゃんと証明されているって事です。



以上が生理学的な痛みのすべてです・・・・・


あれ?


なんかたりないような・・


そう!!神経痛です!!


でも、ここも面白いのは生理学には神経痛っていっさい載っていないんです。

でも実際は感じますよね。

多分ですけど、ここはまだ証明がつかないのかもしれませんね。


この神経痛は

俗に神経障害性疼痛と言われます。

症状はちくちく感だったり灼熱感だったりです。


これの原因は脳やせき髄、神経の損傷や機能障害でおこると言われています。

この言われていますっていう表現からも証明はまだできていないのかもしれませんね。

この痛みの身近なものは座骨神経痛ですね。

神経を圧迫されて、機能障害をおこし出た痛みという事になっています。

こちらもなかなか厄介なんですが

この痛みが続くと神経が痛みに対して過敏になってきてしまうところだそうです。

ってことは

良くなって原因がなくなったのに、痛みを感じるようになってしまうという事です。

こうなってしまうと、治療してもなかなか改善しなくなってしまいますよね。

だって、原因はもうないんですから。治しようがなくなってしまいます。


でもこれ、違うと思います。ここからは経験からくる持論です。

原因なく痛みだけでるって無いです。

やっぱり、痛みの周辺は硬くなっています。それを柔らかくしてあげると痛みはなくなってきます。

これは体をよく触るとわかります。

だから、やっぱり痛みはどの痛みでも、

ちゃんと原因があり、痛みがまだ消えないって事はそこに原因となるものが存在して、それを取り除いてあげると痛みが消えるんです。


これが今の仕事の根底にある持論ですね。

だから、とれない痛みはあきらめないでちゃんと丁寧に原因を探って、それを根気よくとってあげると、消えていくってみんなに知って

欲しいと思うのです。

そうやって、粘る施術をこれからもしていこうと思いなおす今日この頃でした。


今日はとっと為になるかわかりませんが、痛みの種類についてのお話でした。

もし痛みが出た時は

どの種類になるのか予想できると、対処や心構えができていいのではないかと思います。

脳の片隅になんとなく覚えておいていただくと幸いです。


では今日はこの辺で失礼します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



栃木県宇都宮市の接骨院

ながい接骨院より



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