菜の花くらぶ

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第10回 『腸の冷えで起こる病気④〜腸の機能が老化して起こる病気~』


2020年6月8日(月)第10回

随分ご無沙汰してしまいました、菜の花くらぶです。新型コロナでますます免疫力アップや、
腸活が注目される今日この頃ですね。そんな腸の働きについて以前よりお話ししていたと
思いますが、本日は『腸の冷えで起こる病気④~腸の機能が老化して起こる病気~』をお話しします。人の身体は、40歳以降になると徐々に腸の機能が衰え、40代の大腸の機能(弾力性)は20代の頃と比較して70%の強度しかなくなっています。このように年齢を重ねるごとに大腸が老化するのは、自然な現象といえますが、最近は慢性的な冷えで腸内環境の悪化が常態化したり、酸化などによって、実年齢よりも大腸の老化が進んでいるというケースも増えています。それに気づかず、若いころと同じように多くの食べ物をとり続けてしまうと、腸にストレスをもたらします。最近注目を集めているホルモンにインクレチンという物質があります。インクレチンは、食事をとると小腸から分泌されて膵臓に作用し、血糖値を下げるインスリンの分泌を促します。またインクレチンは脳に作用して食べる行動を抑制したり、胃に作用して食欲を抑えたりする働きもします。糖尿病や肥満の改善にとても有効なこのインクレチンは、小腸の負担を減らすと分泌を促されることが研究であきらかになっています。極端なダイエットは逆に小腸・大腸に負担をかけますが、適切な量と質の食事を心がけ、過剰になっていた摂取カロリーを減らせば、小腸へのストレスが減少し、インクレチン分泌促進にもつながります。すると、血液中の当分の分解が進んで、素早くエネルギーに変わることで、さらに肥満になりにくくなると考えます。

次回は『腸を温めて元気にする4つの基本』をお話しします。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)

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