mail magazine backnumber
メールマガジン バックナンバー
連休中に思う、日本人のお金の教育。昔話から学べるお金との付き合い方と生き方。
こんにちは。連休が終わりましたね。今年の大型連休はコロナウィルスの影響もあって、史上類を見ない程の人出の無い連休になりました。
皆様も自宅や近所で過ごす時間が今までより遥かに多かったと思います。
必然と家族で過ごす時間が増えたと思いますが、お子様達とはどのようなお話をされましたでしょうか?
さて、私たち日本人は、海外の先進国と比較して、子供の時にお金について学ぶ機会が少ないと言われています。
恐らく、皆様の昔もそうだったのでは無いでしょうか?
家庭でお金のことについて教える教材も十分ではなかったと思いますが、実は日本に古くからある昔話には、お金のことについて考えさせられる部分が見え隠れしているのが、下記のお話から分かります。
今後もしばらくは外出しにくい状況が続くと思われますが、お子様といる時間が必然と長くなると思いますので、これを機に、ちょっと今までとは違うお話の仕方をされてみてはいかがでしょう?
是非、読んでみて下さいませ。
■「桃太郎」で学ぶお金の話 きびだんごの意味は何? (日本経済新聞より。1部抜粋。)■
最近、小中学生のお子さんを持つ親御さんから「子供と一緒の時間が多くなったので、お金の話をする機会も増えた」との声をよく聞きます。「お金」の話は難しい。意味や価値を子供に伝えるなんて無理。そう思ってしまう親御さんも少なくないようです。
安心してください。実は昔から伝わる昔話や絵本の中には人生とお金の関係を描く作品が多いのです。この機会に親子で触れてみてはいかがですか。例えば日本人なら誰もが知る「桃太郎」も、人生でお金のことをどう考えたらよいかを伝えているのです。
青年になった桃太郎は鬼退治に向かいます。「渡る世間は鬼ばかり」の言葉通り鬼は「世間」や「社会」を表し、桃太郎は親元を離れ自立の道を歩むことを表します。
旅立ちに際し、おじいさんとおばあさん(実際はお父さんとお母さん)から授かるきびだんご。道中、犬、猿、雉(きじ)をお供に従えていく。このプロセスにも、それぞれ意味があるのです。
犬は忠義に厚い動物の典型例。つまり仁。人への思いやり、人脈、人望が大切なことを示しています。猿は人間以外で最も賢い動物の一つ。つまり知。「人生は常に学び」を意味します。雉は子供を守るためならば、自らの命もいとわない勇敢な鳥として有名です。つまり勇。口先だけではない行動には、勇気が必要になってきます。
社会の荒波に向かうには「仁」「知」「勇」が必要で、桃太郎はそれらを手に入れるため、きびだんごを使います。これは自己投資に必要なお金と解釈できると思います。
見事に鬼を退治イコール社会の荒波を乗り越えます。そして宝物、つまり世間からの「信用」を持って帰り、幸せに暮らすことになるのです。
どんな目的に、どうお金をかけていくかで、人生で得られる実績や信用が変わっていく。そして思い出してください。きびだんごを授けてくれたのは誰でしたか。
身近な桃太郎の昔話が、そんな教訓を与えてくれる気がしてきませんか。人付き合いの大切さ(犬)、学ぶことの意義(猿)、実行に移す行動力(雉)、その際に必要なお金の準備(きびだんご)。お子さんにも桃太郎を通じて、そんな考え方に触れさせてみるのもいいかもしれません。
有名な「わらしべ長者」にも様々な教訓が隠されています。貧乏な男が最初に手にした藁(わら)からの物々交換で大金持ちになる。まず見習いたいのが前向きな姿勢です。お告げを聞き、さぞや素晴らしいお宝をつかむと思いきや、つかんだのは藁。普通なら諦めてしまう状況ですが、男は立ち上がり、歩き出します。
さらに「つかんだものを離すな」とのお告げにも関わらず、困っている人に頼まれたら譲ったことが事態を好転させていきます。この状況判断こそ、変化が激しい現代を生き抜くためには大切です。
男は困っている相手の立場に立って、悩みを解決する品物を提供していく。問題解決型の提案力から大きく対価を得る姿からは、需要者目線が中長期的には利益につながるというビジネスの本質を示しているようにも思えます。
誰もが知っている昔話を視点を変えて読み解くことで、お金のことを楽しく学んでみてはいかがですか。
以上
今後も生活にお役に立つ情報を配信していきます。
是非、あなたの身の回りの方にも紹介頂けたら嬉しいです。
https://home.tsuku2.jp/mlReg/?scd=0000102555
それでは、また次回をお楽しみに^^