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第10回目「江戸時代に流行した、花の露・菊の露・江戸の水・・・・、一番人気は?」

こんにちは。

健・幸・美のヒントをお届けする
『(株)植物蒸留らぼ.DD』です。


江戸時代に自宅で
一般庶民が
摘み取った【野ばら】を蒸留し

万能化粧水として
愛用していたというお話を
昨日のメルマガにてお届けしましたが、、

この万能化粧水は、
もちろん手作りのみならず
商品として
販売もされていました。

売れるものは、商品化される方が
どの時代にもいるのですね。


江戸時代には
この野ばらの芳香蒸留水は
販売もされ、ヒット商品となっていました。


江戸時代は行商が普通で,

化粧品,櫛(くし),簪(かんざし),楊枝,
歯みがき,紙入,タバコ入等を売り歩くのが
通常でしたが、
この芳香蒸留は、小間物店で売られていたそうです。


おしろいや口紅と一緒に 
販売されていたわけですが、

たとえばへちまの美人水など
 
沢山の化粧水が
販売される中で

一番大ヒットしたのが、

【江戸の水】と呼ばれる化粧水でした。

これは 中身は、野バラの蒸留水です。

式亭三馬が自ら経営した小間物店で

【江戸の水】というネーミングを
つけて販売した、この芳香蒸留水の化粧水が
江戸後期には大ヒットしたといわれています。

前回のメルマガでお伝えしたように

手作りで化粧水をつくって愛用していた
女性たちを虜にしたといわれています。

より美肌効果の期待できるもの!!へと
女性のニーズは高まり 
そこに戦略的プロモーションを
仕掛けたのが、この江戸の水だったというわけです。

いまも TVやCMの効果は絶大ですが
(効果云々関係なく)
江戸時代も同じだったのですね~。

大ヒットした要因のひとつに

そのネーミングがあったといわれています。

さて ここで質問です。

花の露(はなのつゆ)
菊の露(きくのつゆ)
江戸の水(えどのみず)

どのネーミングがお好みですか?


いずれも 江戸時代に 売られていた化粧水の名前。

花や 菊・・というのが主流だった中で
江戸・・という 当時の都会的イメージを彷彿させる
ネーミングは、新しく魅力的だったのかもしれません。

江戸の水は、
おしろいをキレイにぬれる(化粧ノリがよくなるということ)

素肌もきれいになるものとして

もっともっとキレイになりたいという
女性心をつかんだようです。


明治時代には、キレー水というへちまから
つくられた化粧水が流行ったり

この後も
女性のきれいになりたい心を
くすぐるお化粧品が 
どんどん開発されていくように
なったのですね。

芳香蒸留水が
化粧水として、その効果を発揮し
女性を虜にし

いまも
ローズウォーターを筆頭に
沢山のスキンケアに有効な
使い方が紹介されています。

江戸時代の女性のように!

自ら育てたハーブや
選んだ野菜や果物で
日々の化粧水をも
つくってしまおうというのが
キッチン蒸留®。

手軽にお肌を整えるだけでなく
香りで心にも働き
内側から
外側からと
ダブル効果でスキンケアに働く
芳香蒸留水。


江戸時代も行っていたように
私たちのキッチンで 
簡単に 
作ってしまうことが出来るのです。


もちろん

芳香蒸留水は、販売もされていますので
購入されたものを使うのもいいでしょう。


芳香蒸留水は、
その成分のほとんどが水ゆえ
防腐剤やアルコールなどが
添加されているものが多いので
注意をして選びましょう。



なかなか納得のできる芳香蒸留水を見つけるのは
大変です。


江戸時代に大ヒットした
芳香蒸留水の化粧水も

20世紀に入ると
石油から様々なものが
作られるようになり

自然界にはない合成のものが
増えていき、スキンケア用品も
薬品も・・

植物から抽出される自然なものより
合成の有効成分が配合されたものの方が
安定していて 
利益率も高い為
もてはやされるようになっていきます。

日本のみならず
世界においても同じことが起こっていきます。

18世紀に
200種も愛用されていました。

が、、そんな大人気の
芳香蒸留水もですが

実は

20世紀には、一部の国でしか
使われなくなってきます。

さて それはどうしてでしょうか?

次回のメルマガでは
そのあたりの お話をさせていただきますね。

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