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【成幸通信】 木曜の朝に、少し人生が軽くなる話(17号)

おはようございます。
成幸広場です。

本日のテーマ:私たちは、何を次へ渡していくのだろう

昨日は、秋分の日でした。

そして今は、
秋のお彼岸の期間でもあります。

前回の成幸通信では、

「彼岸を想い、此岸を生きる」

というお話をしました。

彼岸を想うことは、
向こう側のことだけを考えるのではなく、

今、こちら側にいる私たちが、
どう生きるのかを考えることでもある。

そんなお話でした。

今日は、そこからもう少し先へ。

「私たちは、何を次へ渡していくのだろう」

ということを考えてみたいと思います。

私たちは、
たくさんのものを受け取って生きています。

親や祖父母から受け取ったもの。

家族から受け取ったもの。

友人や恩師から受け取ったもの。

名前のある誰かだけではありません。

自分が生まれるずっと前の人たちが残した、
知識や技術、文化や習慣。

道路。

建物。

道具。

音楽。

言葉。

食べ物。

そして、
今では当たり前になっている暮らしの仕組み。

誰かが考え、
誰かがつくり、
誰かが次の人へ渡してきたものの中で、

私たちは暮らしています。

自然界も同じです。

木から落ちた葉は、
そこで終わりではありません。

分解され、
やがて土の一部となり、

その土が、
また別の命を支えていきます。

一つのものが終わっても、
そこで何もかもが消えてしまうわけではない。

姿を変えながら、
次へつながっていくものがあります。

人の人生も、
少し似ているのかもしれません。

「何を残すか」と聞くと、

財産。

会社。

家。

実績。

作品。

そんな、
目に見えるものを想像するかもしれません。

もちろん、
それらも大切なものです。

でも、人が次へ渡すものは、
目に見えるものだけではありません。

誰かに教えてもらった仕事のやり方。

困った時にかけてもらった言葉。

親から教わった料理。

人への接し方。

失敗から得た教訓。

そして、

「あの人のようになりたい」

と思った生き方。

反対に、

「あの人のようにはなりたくない」

と思った経験も、

自分の生き方を考える材料として、
受け継がれていくことがあります。

良いものだけが、
人生の学びになるわけではありません。

だからこそ、

「自分には、残せるようなものなんてない」

と思わなくてもいいのだと思います。

大きなことを成し遂げなくても、

誰かに親切にしたこと。

困っている人を助けたこと。

自分の知っていることを、
誰かに教えたこと。

子どもに話した言葉。

後輩に伝えた経験。

そんな小さなことも、

いつか自分の知らないところで、
誰かの人生につながっていくかもしれません。

成幸とは、

自分一人の中で
完成するものではないのかもしれません。

誰かから何かを受け取り、

自分なりに生き、

そして、
また誰かへ渡していく。

そのつながりの中に、
私たちは生きています。

今日の小さな一歩。

今日は、

「自分が誰かから受け取ったもの」

を一つ思い出してみてください。

知識でも構いません。

考え方でも構いません。

優しさでも構いません。

失敗から得た教訓でも構いません。

そして、

「これは、誰かに渡せるだろうか」

と考えてみてください。

大げさなことでなくていいのです。

知っていることを一つ教える。

ありがとうを伝える。

誰かの話を聞く。

困っている人に手を差し伸べる。

そんな小さなことからでも、
次へ渡すことはできます。

私たちは、

過去から受け取り、
今を生き、
未来へ渡していく。

お彼岸というこの時期に、

自分が受け取ってきたものと、
これから渡していきたいものを、

ほんの少し、
考えてみるのもいいのではないでしょうか。

今日も、自然の流れに沿って、穏やかな一日を。
成幸広場より

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