かむ達の雫

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【夏至】本来の自分に還る日

本日6月21日は夏至。

一年の中で最も昼の時間が長く、太陽のエネルギーが最大となる特別な日です。
昔の日本人は、自然の移ろいをとても大切にしていました。
春に芽吹き、夏に育ち、秋に実り、冬に備える。
その流れの中で生きていたからこそ、自然と調和しながら暮らしていたのだと思います。

しかし現代はどうでしょう。

便利さと引き換えに、私たちは自然から少し離れてしまったのかもしれません。
時計に追われ、情報に追われ、自分の心や身体の声を聞く時間が少なくなっています。
だからこそ、夏至という節目は立ち止まる良い機会です。
太陽の力が最も高まるこの日は、「陽」が極まる日。
そして同時に、ここから少しずつ陰へと転じていく始まりの日でもあります。

自然界は常にバランスの中にあります。
満ちれば欠ける。
昇れば沈む。
生まれれば還る。
私たち人間もまた、その大きな自然の一部です。

健康も同じだと私は感じています。

身体は本来、とても素晴らしい力を持っています。
傷ができれば治そうとし、疲れれば休もうとし、不調があればサインを送ってくれます。
けれど私たちは、その声を無視してしまうことがあります。
「まだ頑張れる」
「忙しいから後で」
「そのうち何とかなる」
そうしているうちに、本来のバランスが崩れてしまうのです。

私自身、糖尿病と診断されたことをきっかけに健康について学び始めました。
あの経験がなければ、今こうして自然療法や予防の大切さをお伝えすることもなかったと思います。
振り返ると、人生に起こる出来事には意味があるように感じます。

うまくいかなかったこと。
苦しかったこと。
遠回りに思えたこと。
その一つひとつが、今の自分をつくっています。

夏至の日は、ぜひご自身に問いかけてみてください。

私は本当に望む生き方ができているだろうか。
心が喜ぶ選択をしているだろうか。
身体を大切にできているだろうか。
そして、どんな未来を創っていきたいだろうか。

日本には古来より、自然や見えない存在への感謝を大切にする文化がありました。
山や川、太陽や月、そしてご先祖様。
すべての命はつながっているという感覚です。
私はこの感覚こそ、日本人が本来持っていた大和魂の一つではないかと思っています。

競争ではなく共存。
奪い合いではなく分かち合い。
支配ではなく調和。
これからの時代にこそ、必要な価値観なのかもしれません。

そして今日、夏至の日の17時25分頃は、多くの方が祈りや感謝を捧げる特別な時間とも言われています。
難しいことをする必要はありません。
空を見上げながら、
「今日まで生かされていることへの感謝」
「家族や大切な人たちへの感謝」
「世界が平和でありますように」
そんな想いを心の中で静かに祈るだけでも十分です。

一人ひとりの意識は小さく見えても、その積み重ねが大きな力になると私は信じています。

今日はぜひ、少しだけ自然に意識を向けてみてください。
太陽の光。
風の匂い。
鳥の声。
そして、ご自身の心と身体の声に耳を傾けてみてください。
夏至という大切な節目が、皆さまにとって本来の自分に還るきっかけとなりますように。

感謝を込めて。

渡邉裕佳子

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